この短期集中連載では、筆者が3週間、ロンドンに短期留学した経験に基づく英語学習に関する楽しさや気づきを紹介している。前々回(海外への短期留学はオススメ!)は短期留学の面白さやメリットを、前回(ペラペラはやっぱり簡単!)は「ペラペラ」に関する気づきをお話しした。

 今回は英語勉強法の「頭脳派」「赤ちゃん派」という二つの流派を取り上げる。短期留学して気づいた二つの流派のメリット、デメリットについて触れてから、さらなる改善方法を説明したい。

英語勉強法の2大流派

 頭脳派、赤ちゃん派といきなり言われても、「なんだ、それ?」と思う人が多いかもしれない。これらは筆者の造語だが、要は英語の勉強法はざっくり二つに分類できるということだ。

写真●ロンドンの風景

 一つは、意味の理解を中心に学ぶ勉強法である。筆者はこの方法を頭脳派と呼んでいる。日本人にとってはとても一般的なものだ。なにしろ我々が学校で学んできたのが、このスタイルなのだから。

 頭脳派では、読み書きを中心に文法や語彙を理解していく。意味の理解が中心であり、ある程度できてきたら、最終的に海外に滞在したりネイティブに触れたりして、音声面やトークを鍛えていく。

 もう一つは、ネイティブの赤ちゃんが英語を覚えるステップをまねる勉強法である。筆者はこの方法を赤ちゃん派と呼んでいる。筆者が実践し、この連載で紹介しているのは、この赤ちゃん派である。

 赤ちゃん派の勉強法は、まず音から入る。最初から英語を英語のまま理解して、慣れていく。英語の音声をひたすら聞いて慣れる、音読する、映画を見る、大量の英語の文章を読む、といったことを通じて学習する。興味のある人は以前の連載(「なぜみんなペラペラにならない?」や「英語が身につく五つの原則」)や、筆者の書籍「ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法」を参考にしてみてほしい。

 このタイプの勉強法はIT業界に限らず、一般的にもまだなじみがないと思う。筆者はこの方法とその効果を気に入っており、連載や書籍でもこのやり方を紹介している。

 ただし、どんな方法にもメリットとデメリットが必ずある。すべてにおいて素晴らしい方法はあり得ない。筆者が推している赤ちゃん派も例外ではない。短期留学で実際に感じた、二つの方法のメリットとデメリットを紹介しよう。

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