利用可能なAPIをアグリゲートして、コンソールを提供する「APIアグリゲ―ションサービス」の注目が高まっている。アプリ開発者のほか、エンドユーザーが利用できるサービスもある。様々なAPIを組み合わせることで、自分のアイデアをサービス化できる。アプリ開発の新たなスキームと言える。


 現在、スマートフォンやタブレット端末で利用するコンテンツの多くは、アプリケーション(以下、アプリ)の形で提供されている。その多くはマッシュアップアプリである。IT系のスタートアップ企業やWebに関するニュースを配信するブログサイト「TechCrunch」などに登場するスタートアップのアプリやサービスは、マッシュアップで作られたものが多い。

マッシュアップのキーとなるのがAPI

 マッシュアップとは、複数の要素技術を組み合わせて新しい価値を生み出すこと。マッシュアップにおいてキーとなるのはAPI(Application Programming Interface)で、これが「要素技術」に該当する。

 アプリ開発者は様々なAPIを利用することで、容易に自身のアプリに要素技術を組み込むことができる。典型的なマッシュアップ用のAPIとしてはGoogle Maps API、FacebookのGraph API、TwitterのAPIなどが挙げられる。

 これらに限らず、最近ではますます多くの企業がAPIを公開するようになっている(図1)。こうなると、アプリ開発者は個人/法人にかかわらず、利用可能なAPIをすべて独力でキャッチアップし続けることは事実上不可能である。この状況は、App StoreやGoogle Playといったアプリストアにある膨大なアプリすべてをエンドユーザーが吟味しきれない現状と似ている。

図1●APIの公開件数の推移
図1●APIの公開件数の推移
出典:米プログラマブルウェブが2012年11月や2013年1月に公開したデータを基に情報通信総合研究所が作成

 こうした中、各種APIを一元的に利用できるようにしたコンソールを提供するサービスがビジネスとして成立するようになった。これは「APIアグリゲーションサービス」と呼ばれる。

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