ネットワークのトラブルでは、「インターネットに接続できない」「特定のWebページだけ閲覧できない」「メールが届かない」「FTPサーバーにログインするのに時間がかかる」「社内サーバーに接続できない」といった症状が現れる。管理者はこのような症状を確認したら、いち早く原因を調査してトラブルを迅速に解決する必要がある。

 しかし症状だけでは、原因がはっきりしないことが多い。「インターネットに接続できない」というトラブルでも、LANスイッチやNICなどのハードウエア障害やケーブルの挿し間違い、ソフトの設定ミス、サーバーへのアクセスの集中、ウイルス感染など、原因は様々だ。

 この原因を特定するのに役立つのが、本特集で取り上げるフリーのパケット・キャプチャー・ツール「Wireshark」である。トラブルが発生したときにその原因を探るための十分な機能を備えている。使えるようにするまでの準備から、実際のトラブルを題材にした使い方の例を解説する。

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出典:日経NETWORK 2010年11月号~2011年3月号
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