図4●アプリの実行例。不正解の場合、okボタンをタップするとゲームを最初から始められる
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 インストールが完了したら、いよいよプログラミングに挑戦してみましょう。まずはボタンとテキストブロックを用いる簡単なアプリを作ってみます。画面に表示される数字が、現在表示されている数字より大きいか小さいかを予測する数当てゲームです(図4)。アプリケーションの動作仕様は次のようになります。

(1)次の数字が画面上に表示されている数字(現在値)より上か下かを何回連続で当てたかを表示する。
(2)画面には、TextBlockコントロールとButtonコントロールを配置する。TextBlockには、現在値、何回連続で当てたかその回数の値、そのほかの文字列、を表示する。Buttonコントロールは、上下矢印ボタンとする。
(3)表示する数字は1~100までとする。
(4)表示する数字はランダムに決める。
(5)取得した値が現在値と同じだったら再度取得する。
(6)連続で何回当てられたかを常に表示する。
(7)ボタンと文字は比較的大きめにする。
(8)正解か不正解かをメッセージボックスで表示する。
・正解時:正解!次も当ててね!
・不正解時:残念!正解は**でした。またチャレンジしてね!
(9)不正解の場合は取得した値を表示する。
(10)不正解の場合は、ランダム値などを初期化して最初からプレイできるようにする。
(11)不正解の場合は、バイブレーションを動作させる。

 このアプリケーションを作成する方法について、順を追って説明します。

STEP1 アプリケーション画面の設計をする

図5●Windows Phone Sketch Padで画面を設計する
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 まず、アプリケーションの画面を設計しておきましょう。画面の設計で条件となる項目は、(2)(3)(6)(7)の四つです。Windows Phoneの画面は実機の機種によらずピクセルが固定されており、縦800ピクセル×横480ピクセルとなっています。Android端末などほかのスマートフォンより画面設計がしやすいと思います。ここでは米UI Stencils製の「Windows Phone Sketch Pad」*3を使用して、手書きで画面を設計しました(図5)。

STEP2 プロジェクトを作成する

図6●ツールを起動したところ
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図7●新しいプロジェクトを作成する
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図8●Windows Phone OSのバージョンを指定する
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 Windowsのスタートメニューで[すべてのプログラム]→[Visual Studio 2010 Express]→[Visual Studio 2010 Express for Windows Phone]と選んで、ツールを起動します(図6)。Visual Studioでは、アプリケーションの動作に必要なファイルをまとめてプロジェクトという単位で管理します。数当てゲームのプロジェクトを作成しましょう。

 [ファイル]メニューで、[新しいプロジェクト]をクリックします。「新しいプロジェクト」ダイアログが開くので、[Visual C#]→[Silverlight for Windows Phone]→[Windows Phone アプリケーション]を選択し、名前欄に「UpDownGame」と入力します(図7)。

 ターゲットとするWindows Phone OSのバージョンを指定するダイアログが出ます(図8)。Windows Phone OS 7.1のままにしてください。プロジェクトが作られて図9の画面が表示されます。

図9●プロジェクト作成後の画面
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