本コーナーで2012年の1回目となる今回は、筆者が今、一番ホットな端末の1台だと感じているAndroidスマートフォン「Nexus S」を取り上げます。これは、2010年1月発売の「Nexus One」に続いて2機種目となる“Googleブランド”端末です。Android 2.3のフル機能を搭載したリファレンスモデルとして、2010年12月から世界各国で提供されました。日本では未発売ですが、当時最新だったAndroid 2.3の機能をいち早く試せるとあって、国内の開発者を中心に一定の人気を集めてきました。

 既にリリースから1年以上経過しているので、製品自体は決して目新しくありません。最新OSの「Android 4.0」を搭載した後継機種「GALAXY NEXUS」(関連記事:Android 4.0搭載「GALAXY NEXUS」をとことん試す)も登場しています。それでもNexus Sに注目する理由は、2011年12月、Googleがこの機種のOSをAndroid 4.0にアップデートしたからです(写真1)。

写真1●Nexus SをAndroid 4.0にアップデートした
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 Googleがリファレンスモデルとして開発したので当然と言えば当然ですが、Nexus Sのスペックは、2010年後半から2011年半ばに発売されたAndroid 2.3スマートフォンとしてはごく標準的なものです。具体的には1GHz動作のシングルコアCPUや512MバイトのRAM、約4インチで800×480ドットのディスプレイなどを搭載しています。

 またディスプレイより下には、Androidスマホでお馴染みの「ホーム」「バック」「検索」「メニュー」の操作キーが横一列に並んでいます。ユーザーインタフェース(UI)も、Android 2.3の“素”の状態で実装されています。つまりNexus Sのハードウエアには突出した部分はなく、ソフトウエアについてもメーカー独自のカスタマイズが入っていません。だからこそ「Android 2.3端末を4.0にしたらどのように動作するのか、機能・性能に制約はないのか」といったことを検証するのに打って付けというわけです。

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