2011年は、国内では東日本大震災、海外ではタイの大洪水の自然災害が起き、また、欧州に始まるソブリン(政府債務)ショックによる金融危機が懸念されるなど、世界情勢は大きく揺れ動いた。その中で顧客はビジネスの維持・拡大に向けた変革に取り組み、ITへの期待も大きく変化した。

 当社は顧客の期待に応えるべく、スピーディーな事業変革に取り組んできた。2011年7月に中国現地法人を設立。10月にはインド、ベトナム、シンガポールに進出し、中国をはじめ、広く東南アジア地域から顧客の海外事業をサポートできる体制を整えた。並行して、モノ創り改革やグループ連携の強化により、市場環境に応変できる企業体質強化を進めてきた。

 2012年は、これまで取り組んできた改革を顧客と共に成長につなげていく大事な1年である。景気の閉塞感を打開するためにも、「改善」するITの提供だけでなく、「成長」のため、顧客の本業に貢献できる情報システムを提案していきたいと考えている。

 一方で、クラウドやスマートフォンが普及し利便性が向上すると同時に、ネットワーク上でタイムリーに膨大なデータを処理することが求められている。社会インフラ分野では、スマートコミュニティの進展がますます加速していくと予想される。

 顧客にとってナンバーワンのソリューションパートナーを目指している当社にとって、これらの大きな潮流は強みを生かすチャンスである。グループの総合力を大いに発揮していきたいと思う。

出典:日経コンピュータ 2012年1月5日号
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