写真●アジアン・フロンティアの外観
写真提供:IDCフロンティア
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 首都圏に7カ所、大阪府吹田市と福岡県北九州市にそれぞれ1カ所のデータセンターを持ち、ハウジングサービスを提供するIDCフロンティア。このうち増床を続けているのが北九州市にある「アジアン・フロンティア」。約3万平方メートルの敷地に500ラックを収納できるセンターが2棟あったが、2011年10月に同規模のセンター1棟が完成しサービスを開始。来春以降さらに1棟建設する計画で、合計1000ラックを増床して2000ラックの収容体制が整う(写真)。

外気空調で消費電力4割削減

 アジアン・フロンティアの特徴は、外気を取り込むことで空調の消費電力を削減していること。秋、冬、春に外気を活用することで、従来型のセンターに比べて空調の消費電力を4割削減。1000ラック規模のセンターで比べると、空調コストを年間約4000万円削減できるという。「削減できた電力コストは、利用者に還元している」(ビジネス推進本部 カスタマーコミュニケーション部 部長 粟田 和宏氏)。

 同社は、外気空調を活用したデータセンターを福島県白河市にも建設中だ。2012年秋に完成予定のこのセンターでは、1年間のうち9割の期間で外気による空調を利用する計画だ。

 IaaSサービス「NOAH」も強化している。これまでの書類ベースで仮想マシンの構築を受け付ける方法に加えて、利用者が専用ポータルを使って最短5分で仮想マシンを構築できる「NOAHセルフタイプ」を9月に開始した。仮想マシンの稼働率99.99%のSLAを設けて運用を担う。 (西村)

基本情報
●名称:アジアン・フロンティア
●場所:福岡県北九州市
●料金:要問い合わせ
■変更履歴
基本情報にある場所、最寄駅の記載を修正・削除しました。修正点は反映済みです。[2011/12/27 17:00]
出典:日経SYSTEMS 2011年11月号 p.108
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