「Android 4.0」を搭載したスマートフォンの第1号「GALAXY NEXUS」を巡るニュースが最近相次いでいる。スマートフォンユーザーだけでなく開発者にとっても重要な動きであるため、まずはそうしたニュースから紹介したい。

 ニュースの一つは、米Googleが11月16日(現時時間)にAndroid 4.0のソースコードを一般開示したことである。Android 4.0はスマートフォン向けの最新版であるAndroid 2.x系と、タブレット専用のAndroid 3.x系を統合したもの。従来Googleは3.0系ソースコードの開示先を一部メーカーに限定していたが、4.0については2.x系と同様にオープンソースとした。これによりスマートフォンだけでなくタブレット市場でも、今まで以上に多様な製品が登場しそうだ。

 もう一つのニュースは、GALAXY NEXUSが11月17日(現地時間)に英国で発売されたことだ。同端末は、GoogleがAndroid 4.0の“リファレンスモデル”としてグローバル展開していく機種である。英国市場への投入を皮切りに、世界各国での販売に拍車がかかりそうだ。例えば日本ではNTTドコモが11月18日に、「GALAXY NEXUSの予約受付を11月23日に開始し、12月上旬から販売する」ことを発表している。

 Googleのこうした動きに伴って、今後Android 4.0に触れる機会が急速に増えてきそうだ。今回はAndroid 4.0で採用されているユーザーインタフェースや開発者向けのマニアックな機能など、GALAXY NEXUSを実際に操作して分かる部分を紹介しよう(第1回の記事はこちら:赤外線より手軽にデータ交換、「Android Beam」を動かしてみた)。

Android 3.x系を引き継いだユーザーインタフェース

 従来のAndroidスマートフォンのユーザー(筆者を含む)がGALAXY NEXUSを触るとすぐに、ユーザーインタフェース(UI)の設計が変更されていることに気付く。Android 4.0の場合、ホーム画面のレイアウトやメニューの遷移といった基本設計をAndroid 3.x系から引き継いでいるからだ。

 例えばAndroid 2.x系でお馴染みの「Back」や「Home」といったボタンは、Android 3.x系およびAndroid 4.0では画面下の「システムバー」に、ソフトウエアキーとして実装される(写真1)。また、最近使ったアプリケーションを表示する「Recently Used」もソフトウエアキーで追加されている。

写真1●画面下の「システムバー」に「Back」「Home」「Recently Used」の各ソフトウエアキーが並ぶ
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写真2●導入済みアプリを一覧表示しているところ
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写真3●標準のモトヤフォントでWebページを表示
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 一方、2.x系でBackボタンやHomeボタンと共に搭載されていた「Menu」ボタンは、3.x系と4.0では、画面上の「アクションバー」に統合されている。また導入済みのアプリケーションをまとめた画面と、ウィジェットを管理する画面は、横方向にスライドすることで切り替えられる(写真2)。

 標準の日本語フォントに「モトヤフォント」を採用したことも重要な変更点である。写真3は標準ブラウザでWebページを表示したところだ。好みにもよるが、筆者は小さな文字でも読みやすいフォントだと感じた。

 このほか、開発者を中心に要望の多かったスクリーンキャプチャ機能もOSの標準機能となっている(関連記事:Androidユーザーの必修項目「画面のキャプチャ方法」をマスターしよう)。Android 2.x系の場合は、メーカーが独自に実装していた。

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