スマートフォンとタブレット+クラウドがパーソナルコンピューティングの主役となった今、それらのアプリケーションを作ってみたい、アプリでお小遣いを稼ぎたい、あわよくば一発当てたい、と思っている人は、プログラミングの経験者、非経験者を問わず、急増しているだろう。実際、書店へ行くと「iOSアプリの作り方」や「Androidアプリ開発入門」といった本が無数に並んでいて、同業者としては少々頭が痛くなるのだが、スマホ、タブレット、クラウドが多くの人の創作意欲と商売意欲を刺激していることがわかる。

 ただ、プログラミングの経験のない人が、いきなりObjective-CやJavaのソースコード満載の本を手に取ったとしても、挫折する可能性が大だ。そもそも、何から勉強すればよいのかがわからないという人も少なくないだろう。

 そのような人にはこの本をお薦めする。プログラミング未経験者向けに書かれた入門書である。iOS、Android、Windows Phoneを取り上げ、その特徴、開発ツール、開発言語、学習方法などを簡単なサンプルを交えながら網羅的に解説する。

 Chapter6ではTitanium MobileやPhoneGap、App Inventor、jQuery Mobileなど、様々な関連ソフトウエアにも言及。サーバーサイドの重要性にも触れ、「スマートフォン開発の残る半分、それは『サーバー開発』なんだ」と断言する。読後には、複雑化しているスマホプログラミングの世界をすっきりと見通せるようになるだろう。

みるみるスマートフォンプログラミングがわかる本

みるみるスマートフォンプログラミングがわかる本
掌田津耶乃著
秀和システム発行
1575円(税込)

出典:日経ソフトウエア 2011年12月号 p.6
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