Androidスマートフォンを使いこなす上で習得したい基本的な技の一つに、アプリのインストール方法があります。Androidスマホを普段から利用している人なら誰でも、米GoogleのAndroidマーケットや携帯電話会社の公式マーケットからアプリをダウンロードして活用していることでしょう。

 ただしアプリのインストール方法は、それだけではありません。インターネットでは公式マーケット以外にも、ISPなど様々な運営者がアプリのマーケットを開催しています。「欲しいな」と思うアプリが公式マーケットで見当たらなくても、他のマーケットで公開されている場合もあります。Android側の設定を変えることで、こうした“非公式”のマーケットに端末のWebブラウザでアクセスし、そこから好みのアプリをインストールできるようになるのです。

 ここで紹介するのは、この「公式マーケットを経由せずにアプリを導入する方法」です。筆者はいつもAndroidスマホとiPhoneの2台を持ち歩いているので、両者の違いを体感する場面が多々あります。その中でもアプリのインストール方法についてはAndroidの方が自由なので、より便利に感じています。

 ただし端末のセキュリティを確保するため、たいていのAndroidスマホは標準で、公式マーケット経由でしかインストールできないよう設定されています。その設定を一時的に変更してみる、というのが今回のポイントです。特に最近は、スマートフォンを狙った悪質なプログラムが登場しています。こうしたプログラムが、正規アプリの改造版や海賊版に仕組まれている例も実際にありました。運営者が不明だったり、信頼できないようなWebサイトからアプリを入手するのは厳禁です。

Androidのインストール制限機能を緩める

写真1●提供元が不明のアプリをインストールしようとするとOSがブロック
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 Androidアプリは通常、「.apk」という拡張子のファイルとして配布されています。apkファイルは、アプリの動作に必要なデータをひとまとめにしたものです。このファイルをマーケットなどから端末にダウンロードした後、Androidのパッケージ管理ツール「Package Manager」が起動して、アプリケーションの追加や削除に必要な作業をすべて制御するようになっています。

 公式マーケット以外の経路から入手したapkファイルを端末にインストールしようとするとブロックされますが(写真1)、これもPackage Managerの機能です。従って、この機能をオフにすればよいわけです。

 具体的にはまず、端末のディスプレイ下に並んでいるメニューボタンのうち、設定ボタンを押して写真2の画面を表示させ、「設定」アイコンをタップします。続いて「アプリケーション」をたどり(写真3)、「不明な提供元」のチェックボックスをタップします(写真4)。

写真2●画面下にあるメニューボタンから各種の設定項目を呼び出す
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写真3●「アプリケーション」を選択
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写真4●「不明な提供元」にチェックを入れる
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 すると、写真5のように注意を促す画面が現れるので、OKボタンをタップ。これでチェックが入ります(写真6)。AndroidスマホのWebブラウザで非公式マーケットにアクセスし、直接apkファイルをダウンロードしても、インストールできるようになっています。

写真5●セキュリティについて注意を促される
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写真6●アプリを自由にインストール可能になった
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 実際にアプリをインストールする際には、作業の途中でAndroidが表示する「アクセス許可」の中身に、必ず目を通しておきましょう。これもPackage Managerが備える機能の一つで、そのアプリが行う動作内容を画面に表示し、ユーザーに承諾を確認する、というものです。ここで不自然な項目が見られる場合、例えば単純なお絵かきアプリのはずなのに電話帳や位置情報にアクセスする機能がある、といった場合は要注意です。

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