1. 販売・アフターサービス拠点に設置した店舗サーバーをIaaSに移行
2. 1拠点当たり2~3時間で移行できるように、作業の効率化を模索
3. 手作業だと時間がかかる設定変更は、アプリケーションを改修して自動化した

 化粧品、医薬部外品および美容器具などの製造・販売を手掛けるシーボンは、2010年10月から店舗サーバーをIaaS(Infrastructure as a Service)へ移行している。同社の店舗は「フェイシャリストサロン」と呼ぶ販売・アフターサービスの拠点で、札幌から鹿児島まで全国約100カ所にある。このうち20拠点の店舗サーバーを2011年3月末までに、全拠点の店舗サーバーを2012年3月末までにIaaSへ移行する計画だ(図1)。

図1●今回計画したシステム移行の概要
フェイシャリストサロンという販売・アフターサービス拠点の店舗サーバーを、IaaSへ移行してシステム運用の効率化などを図る。2010年10月に1拠点の店舗サーバーを移行したのを皮切りに、全拠点を2012年3月末までに移行する
[画像のクリックで拡大表示]

 対象システムはクライアント/サーバー(C/S)型であり、拠点ごとにサーバーがある。店舗は年末年始を除き無休であるため、移行作業は拠点のスタッフが退店した夜間の限られた時間に行わなければならない。「店舗サーバーの停止は業務の停止に直結する。そのため、移行に伴う障害発生のリスクや作業負担を考慮し、効率的に移行できる方法を時間をかけて模索した」(シーボン 管理部 システム課 マネージャー 牧本智幸氏)。

 以下では、IaaSへの移行方法を模索、決定した経緯を中心に、最初の拠点の移行作業が完了するまでの過程を順に見ていこう。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら