Android Application Award 2010-11 Winterの優秀賞は、大賞についで評価の高かった作品を表彰する賞だ。優秀賞は当初2作品を予定していたが、優れた作品が多かったことから急遽3作品を選出することになった。優秀賞を受賞した「DroidShooting」、「ナカマップ」、「串かつ」の3作品を紹介する。AR(拡張現実)、位置情報、FeliCaなど先端技術で、革新を実現したアプリたちだ。

飛び回るドロイド君を撃て!ARシューティングゲーム
<優秀賞>DroidShooting 作者:Quest-Com

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 DroidShootingは、ARを応用したシューティングゲームである。Androidのカメラを通して世界を見てみると、そこにはAndroidのマスコット、通称「ドロイド君」が飛び回っている。画面の右下にある「Fire」ボタンを押してビームドロイド君を撃破する。かわいいドロイド君を撃ち落とすのはかわいそうだが、仕留めたときの快感はなかなかくせになる。

 ドロイド君は前方だけでなく、背後上下左右、どこからやってくるかわからない。画面右上にはレーダーがあるので、その情報を参考にAndroidごと後ろを向いたり、上を向いたりしてドロイド君を探すことになる。はたから見るとちょっと不審だが、体全体を使うので健康にはよいのではないだろうか。

 ステージを「Wave」と呼ぶ。Waveに出現するドロイド君をすべて撃ち落せばWaveクリア。次のWaveに進む。制限時間内にすべてを撃破できなければゲームオーバーとなる。

 獲得したハイスコアはサーバーにアップロードされ、世界中のプレイヤーとランキングを競うことができる。

写真●DroidShootingの起動画面
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写真●DroidShootingのプレイ画面
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 アプリックス取締役の郡山龍氏は、「非常に素直に楽しめた」と作品を評した。「A3でいいアプリケーションを発掘し、多くの人に知ってもらいたい。日本から(世界中で大ヒットしたゲーム)『アングリーバード』を超えるようなアプリケーションが出てほしい」という郡山氏の言葉どおりに、世界に飛び出していってほしいアプリだ。

作者に聞く
Quest-Com 技術部 穐本雄介氏
写真●Quest-Com 取締役 渡辺健一氏、技術部 田代雅士氏、技術部 穐本雄介氏[撮影:菊池くらげ]
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アプリ開発のきっかけは。

 Androidという新しいプラットフォームならではの、今までにない体験ができるアプリを作ろう!というのがきっかけです。当初はゲーム以外にも色々な案がありましたが、一番直感的で、かつ単純、という理由でシューティングゲームになりました。

開発にあたって苦心された点は。

 ディスプレイに表示された3Dオブジェクトが「タッチされたこと」を検出する処理です。簡単そうですが、かなり苦労しました。

ユーザーへのメッセージを。

 ARというと何か最新技術のように思われますが、実は非常に直感的でシンプルなものです。このアプリはそのシンプルさ・わかりやすさ・楽しさを全ての人に体感していただけるように作成しました。プレイしてぜひそのシンプルさ、楽しさを体感してください。

[DroidShooting公式サイト]

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