サーバー仮想化環境のネットワークを運用する場合,最も重要なのは仮想スイッチの管理・監視である。ただ,仮想スイッチには大きく三つの種類があり,管理できる項目は仮想スイッチの種類によって異なる。今回は,ヴイエムウェア製ハイパーバイザの管理について見ていこう。

宮下 徹/奈良 昌紀
ネットワンシステムズ応用技術本部 第5応用技術部
DCエンジニアリングチーム

 ヴイエムウェアのハイパーバイザ型仮想化ソフトにはvSphereというスイート製品があり,三つの大きなコンポーネントからなる。ハイパーバイザとしてのESXホスト,これを管理するための管理サーバーとしてのvCenter Server,管理者がvCenter Serverにアクセスして仮想化環境における操作や状態確認を行うためのvSphere Clientである(図1)。

図1●vSphereコンポーネント
仮想ネットワークの管理用として,ベンダーが専用ツールを提供している。
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 vSphere ClientからvCenter Serverにアクセスすると,vCenterが管理しているESXホストと,それらESXホスト上に作成された仮想マシンの状態を確認できる。vMware環境はほぼすべてvCenter Serverで管理していくものと考えてよい。

 vSphereの各種設定には,「ホストおよびクラスタ」の画面を使うことが多い。この画面は4領域(ペイン)に分かれていて,例えば左ペインにはvCenter Serverが管理しているESXホストや仮想マシンが階層状に表示される。

 このうち最も重要なのは右ペインで,仮想スイッチの作成やポリシーの変更(VLAN設定など),前回説明したNIC(network interface card)のチーミングもここで設定する。左ペインでクリックしたコンポーネントに応じて管理できる項目が変わり,例えばESXを選ぶと,「サマリ」,「仮想マシン」,「パフォーマンス」,「タスク」,「イベント」,「アラーム」,「権限」,「マップ」,「ストレージビュー」,「Hardware Status」というタブが表示される。このタブを切り替えて,様々な項目について設定や状態を管理する。

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