企業がAndroidアプリの開発に取り組む場合、個人作品とは異なる種類の問題に直面する。予算、人員、組織上の制約──あらゆる開発プロジェクトにつきまとう問題だが、俊敏な対応が必要なAndroidアプリの開発ではこれらの問題が特に表面化しやすい。

 「tWakeUpCallMaker」は、「Androidアプリを作るAndroidアプリ」という変わり種だ。開発したタオソフトウェアにとって、この開発に取り組むことは冒険だったが、リスクを承知の上で挑戦した。結果としてこのアプリは「Android Application Award(A3) 2010 Spring」の大賞を受賞した。同社は、その成果を自社サービス「ドロクリ」につなげていこうとしている。

 「アメーバピグAndroid版」は、最小限の人数のチームが通常業務をこなしつつ開発し、1カ月弱という短期間でリリースした。常識的には「無理」と思える条件だが、開発チームは開発体制の「枠組み」を変え、合理的な開発スタイルを作り出すことで乗り越えた。その取り組みは、おそらく他の企業にとっても参考になるだろう。

tWakeUpCallMaker:Androidアプリの枠組みを見直す

 タオソフトウェアが開発した「tWakeUpCallMaker」は、Androidアプリケーションのコンテスト「Android Application Award(A3) 2010 Spring」において大賞を受賞した。アプリの大枠は、「目覚まし時計を作って友人にプレゼントできるアプリ」である。その裏側には、「AndroidアプリがAndroidアプリを生成する」という仕組みが作り込まれている(関連記事)。

写真●tCallUpWakeMakerの画面。シンプルな操作で、「目覚まし時計アプリ」を作る
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