見えてきたクラウドの課題解決への道筋

サーバー・ベンダーやインテグレータ,そして通信事業者までが乗り出してきたクラウド・コンピューティング。導入コストの安さや導入の手軽さ,オンデマンドで使えるコンピューティング・リソースといった面で,企業ユーザーから注目を集めている。もっとも現状のサービスは,企業内のシステムのインフラとして使うには物足りない点が多く,騒がれているほど採用が進んでいないのが実情だ。ただクラウドも,ずっと今のままというわけではない。企業が抱える不安を払拭できれば,もっと多くの場面で利用できるはずだ。業界内では,そのための動きが次第に加速してきた。例えばサービスの信頼性を高める技術の開発や,信頼性やセキュリティの度合いを明示するための指標作り,サービス提供者向けの運用ガイドライン作りが進められている。それぞれの側面から,今後のクラウドの方向性を見てみよう。

出典:日経コミュニケーション 2010年4月1日号 pp.24-39
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