米ラスベガスで開催する米Microsoftの技術カンファレンス「MIX10」の主役の一つはWindows Phoneである。Windows PhonesはMicrosoftの3スクリーン戦略を構成する重要な要素で、MIX10で何らかの新しい発表があるはずだ。それに先駆けて画面解像度についての情報がMicrosoftから出てきた。

Take1:解像度の違いをアプリケーションが意識する必要はなし

 筆者はこのニュースを2010年3月第2週に行われたWindows Phone関連ミーティングで知ったが、米Microsoftも同じ情報をブログで公開したらしい。それによると、次期スマートフォン向けOS「Windows Phone 7 Series」の画面解像度は480×800ピクセル(WVGA)と320×480ピクセル(HVGA)の2つになるという。前者はリリース当初に登場する全デバイスが採用し、後者はより小さな第二弾のデバイスが採用する。

 画面解像度が2種類あると、かつてWindows Mobileデバイスで経験した苦労を思い出すだろうが心配ない。いずれのデバイスもハードウエアで拡大/縮小の機能を用意するため、一方の解像度だけを想定して作ったアプリケーションやゲームでも両環境で正常に動くし、表示も乱れない。

Take2:Microsoft、i4iとの「Word」特許侵害訴訟で再び敗北

 Microsoftはカナダi4iとの係争で再び敗北した。i4iのXML関連特許を侵害したとの判断を裁判所に下され、2億4000万ドルの支払いを命じられたのだ。ただし、Microsoftは2010年1月に「Word」と「Office」の該当バージョンから特許侵害と認定されたコードの削除を済ませている。このため、支払い用の小切手を振り出す負担は生ずるものの業務にはほとんど影響はない(関連記事:Microsoft、判決に従い「Office」の提供を停止)。

 今回の件では、i4iにはおめでとうと言っておこう。“訴訟屋”の商売も時々は成功するものだ。

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