■「HDD Walker」はハードディスク全体に対して連続的な読み込みを行い、データの信頼性を高めるフリーソフトである。
■シーケンシャルな読み込み処理をハードディスク全体に渡って実行することで、磁性材料の磁化状態を「リフレッシュ」させ、データとしての信頼性を維持する。

■ソフト名 HDD Walker(バージョン1.21)
Win7VistaXP2000NT
日本語
■開発 kura氏
■URL http://www5a.biglobe.ne.jp/~kura-hp/
■ファイル hdw121.zip(526,676バイト)
■対応OS Windows 7/Vista/XP/2000/NT4.0
■価格 無料
■評価
(5段階)
★★★☆

 ハードディスクの低価格化と大容量化は相変わらず続いており、最近ではテラ(T)バイト単位のハードディスクも手軽に入手できる価格となってきた。このような大容量のハードディスクをデータのバックアップ・メディアとして使用することも増えてきている。ハードディスク全体をイメージ・ファイルとしてバックアップ保存したり、あるいはハードディスクをまるごとコピー(クローン化)して保存しているユーザーも多いだろう。

ハードディスクは時間の経過により劣化する

 ハードディスクは基本的にはディスク(プラッタ)表面に塗布された磁性材料の磁化状態を読みこみ、あるいは磁化の方向を制御することでデータを書き込む記憶装置である。そのため、磁性材料の経年劣化、または磁化状態の変化(劣化)、駆動部分の機械的な損傷などで、常に障害が発生する可能性がある。つまり、ハードディスクは消耗品と認識する必要があるデバイスといえよう。プラッタの回転や磁気ヘッドの移動などを担当する駆動装置は、機械部品としての寿命が存在するわけで、使用頻度や時間などによってその寿命が左右される。一方、プラッタ上に存在する磁性材料は、磁化される方向によりデータとして認識されるため、基本的にはその磁化の方向(とその強さ)をどの程度保持できるかによって、その「寿命」が定まってくる。

 ハードディスクとしての「寿命」は、使用環境や頻度あるいは使用期間によって大きく左右される。このため、記憶装置としてのトータルの使用可能な時間を予測するのはかなり難しい。だが、コンピュータに装着して通常の頻度で使用しているハードディスクならば、障害が発生する前になんらかの「予兆現象」が確認できるケースが多い。予兆は、システムの警告やイベント・ビューアなどで確認できるので、それらをいち早く発見すればある程度の事前に対応できることになる。

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