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Androidのインストール

 それでは,前号でビルドしたAndroidのシステムをZaurusにインストールし,ZaurusでAndroidを起動する。エミュレータではイメージ・ファイル(system.img, userdata.img, ramdisk.img )を使用したが,system.imgとuserdata.imgは,Android用に新たに開発されたyaffs2形式になっている。このファイルに対しループ・バックマウント(ファイルをデバイスのように扱うマウント)を行う一般的な方法がない。そのため,前号で作った環境で,イメージ・ファイルにまとめられる前の個別ファイルを使用する。

$ cd ~/mydroid/out/target/product/generic/ Enterキー
$ ls Enterキー

 配下の「root」ディレクトリにはAndroidのルート・ファイル・システムに置かれるべきファイルがある。「data」ディレクトリはAndroidの「/data」,「system」ディレクトリは「/system」のファイルがそれぞれ格納されている。tarファイルにまとめて,Ubuntnの端末でscpコマンドを使いネットワーク経由でZaurusにコピーする。

$ cd root Enterキー
$ tar cvpf ../ramdisk.tar . Enterキー
$ cd ../system Enterキー
$ tar cvpf ../system.tar . Enterキー
$ cd ../data Enterキー
$ tar cvpf ../data.tar . Enterキー
$ cd ../ Enterキー
$ scp ramdisk.tar data.tar system.tar root@zaurus:~/ Enterキー

 また,SDカードにコピーしてから,Zaurusにコピーしてもよい。

 続いて,ZaurusにコピーしたAndroidのファイルを展開する。ここでは「~/android-root」というディレクトリをルート・ディレクトリにし,systemとdataをその下のディレクトリにそれぞれ展開する。これらの作業はZaurusのコンソールにログインして実施する。

$ mkdir android-root Enterキー
$ cd android-root Enterキー
$ tar xvpf ../ramdisk.tar Enterキー
$ cd system Enterキー
$ tar xvpf ../../system.tar Enterキー
$ cd ../data Enterキー
$ tar xvpf ../../data.tar Enterキー

 Androidの起動は,chrootコマンドでandroid-rootにルートを変更し,initコマンドを実行する。

$ cd Enterキー
$ chroot android-root /init Enterキー

 ブート画面の後,しばらくするとホーム画面になる(写真2)。

写真2 Androidのホーム画面
[画像のクリックで拡大表示]

 初回起動時に,システム・キャッシュが生成されるので,初回だけは1分ほど必要だ。