ITpro総合ランキング
(2009年1月1日~12月11日)
1位 Core i7は最下位モデルでもCore 2の最上位を凌ぐ
2位 満を持して投入!ソニーの低価格ミニノートを最速レビュー
3位 「Vistaではシャットダウンよりもスリープを使ってほしい」---マイクロソフト
4位 Windows 7 RCの隠し球,XP互換機能「Windows XP Mode」ベータ版を試す
5位 5万円台の18.5型液晶一体型ネットトップをフォトレビュー
6位 Web版の“無料Office”、MSが詳細を明らかに
7位 IE8は本当に速いか計ってみた
8位 新型iPod nanoやiPod touchの魅力は? 速攻フォトレビュー
9位 最新版KNOPPIX 6.0.1の日本語版が公開
10位 XP/VistaからWindows 7へのアップグレード方法、詳細が明らかに
11位 売れ筋Seagate製HDDに不具合、アクセス不能に
12位 LGA1156の新Core i7、Core i5をテスト
13位 [PDC 2008]Windows7タスクバー改良の意味
14位 過去に類を見ないほど“怖い”脆弱性、MSがパッチを緊急リリース
15位 [レビュー] SSDの寿命は864年? 診断ソフトを試す
16位 Googleの全検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性」,人為的ミスで
17位 NECのネットブック第2弾は、ここが進化した!
18位 新たな「Webウイルス」が猛威、感染被害が急増
19位 Windows 7は安定したOSになる--マイクロソフトの中川本部長がアピール
20位 [詳報]業績に大きな打撃、補償には適切に対応---三菱UFJ証券の秋草社長が会見
21位 新たな「Webウイルス」出現、2万件以上の正規サイトに埋め込まれる
22位 マイクロソフト、Windows 7の「XPダウングレード」を認める方針
23位 [解説]Sun買収により,3年越しでMySQLを手に入れたOracle
24位 「IE8」の正式版が公開へ
25位 「XPからWindows 7へのメール移行は要注意」---マイクロソフトが説明会を開催
26位 最速は池袋?東京の名所でWiMAXをテスト
27位 「Windows Update」のエラー報告が急増中、原因はウイルス
28位 NTTドコモ、2009年冬から10年春投入の携帯端末を発表
29位 「Hotmailだけではなかった」――GmailやYahoo!メールのパスワードも流出
30位 本物そっくりの「Flash Player」偽サイト出現、目的はウイルス配布
31位 「iPhone 3G Sのテザリング機能は定額料金では成り立たない」,ソフトバンク株主総会より
32位 東海道新幹線、2009年春から無線LANサービス提供
33位 ついに登場、マイクロソフトの無料ウイルス対策ソフト日本語版
34位 グーグルが語る「働きがいのある会社の作り方」
35位 Windows Vistaの後継OS「Windows 7」は2010年リリース予定
36位 1万円の4コア、Athlon II X4、3.4GHzでも動作
37位 高性能が魅力! エプソンの薄型モバイルノートを最速レビュー
38位 [特別レポート]検証! ついに登場したモバイル無線LANルーター「PHS300」
39位 [続報]JALのシステム障害、原因は新機能追加
40位 [続報]「2期連続は絶対に避ける」、巨額最終赤字の富士通・野副社長が説明
41位 「商品化に賛成した役員は1人だけだった」──キングジム社長がポメラ誕生秘話語る
42位 グーグルが「Google 日本語入力」ベータ版を公開、クラウド武器に辞書を強化
43位 Windows 7の国内価格が発表、Home Premiumは期間限定で7777円
44位 「スペックはVistaと同じ」、Windows 7の製品候補版が5月7日に公開へ
45位 ソニー・エリクソンが初のAndroidケータイを世界同時発表,顔認識機能搭載
46位 Seagateが謝罪、HDDのファームの不具合で
47位 頓智・,「セカイカメラ」を初披露
48位 Windowsの「緊急」脆弱性を突くウイルスが猛威、数百万台が感染の恐れ
49位 「ワンタイムパスワードでも防げない」、ブラウザーの乗っ取りが急増
50位 社内のPC700台からMS Officeを削除したアシスト「OpenOffice.org移行の障害はこう解決」

 激動の2009年、IT業界でもさまざまな出来事があった。ITproに掲載した数多くの記事の中から、どんな記事がよく読まれたのかを示すアクセスランキングを見つつ、2009年を振り返ろう。

 ここでは、ITproに掲載された全ニュースを対象にアクセス数を比較し、上位50位までを「ITpro総合ランキング」として掲載した。上位10位には、低価格のミニノート・パソコン、いわゆるネットブックに関する記事が2件、マイクロソフトの新クライアントOSであるWindows 7の記事が2件、それぞれランクインしたのが目立つ。

ネットブックが続々

 ネットブックに関するニュースで最もよく読まれたのは、ソニーのネットブック「VAIO type P」に関する記事(関連記事)。ネットブック市場に国内の大手パソコン・メーカーが続々と参入を表明する中、ようやく発表されたソニーの製品は他社の2倍近い価格にもかかわらず注目を集め、同社のブランド力が健在であることを見せつけた。また、NECは1月にネットブックの第2弾を発表(関連記事)。これらの製品に対する認知と関心が高まり、普及が進んだ1年だった。

Windows 7の滑り出しは順調

 Windows Vistaに対するユーザーの不満などを調査したうえで開発されたというWindows 7は、2009年10月22日に一般向け販売が始まった(関連記事)。マイクロソフトの思惑通りWindows 7は、発売後15日時点でパッケージ販売本数がWindows Vistaの約2.3倍と順調な滑り出しを見せた(関連記事)。

 Windows 7関連ニュース記事のうち、最もよく読まれたのは、発売前の5月に掲載した「Windows 7 RCの隠し球、XP互換機能『Windows XP Mode』ベータ版を試す」である。Windows 7を気にしつつも、Windows XPの環境を簡単には捨て去ることができないユーザーの状況を伺わせる。ほかには「XP/VistaからWindows 7へのアップグレード方法、詳細が明らかに」や「『XPからWindows 7へのメール移行は要注意』---マイクロソフトが説明会を開催」など、環境の移行に関する記事が関心を集めた。

 マイクロソフト関連のニュースではほかに上位から、9月にテクニカルプレビューが限定公開された「Web版の無料Office」(関連記事)、3月20日に正式版が公開された「Internet Explorer 8」(関連記事1関連記事2)、9月30日に提供を開始した無料のウイルス対策ソフト「Security Essentials」(関連記事)などが50位以内にランクインしている。

グーグルが日本語入力機能を公開

 IT関連企業の中で注目を集め続けているグーグル。グーグル関連のニュースは、「Googleの全検索結果に『このサイトはコンピュータに損害を与える可能性』、人為的ミスで」「グーグルが語る『働きがいのある会社の作り方』」「グーグルが「Google 日本語入力」ベータ版を公開」の3本がランクインした。12月3日に公開した「Google 日本語入力」は、米Googleのクラウド・データベースを基に自動生成した辞書を搭載し、同社の検索エンジンでおなじみの「もしかして」機能と同等の予測入力機能を備える。2010年もグーグル関連のニュースは高い関心を集めそうだ。

JALでシステム障害が相次ぐ

 システム障害やセキュリティ事件を報じたニュースは、毎年、多くのアクセスを集める。2009年も例外ではなかった。社会的なインパクトが大きかった出来事として50位以内にランクインした記事は、6月3日早朝に発生した日本航空(JAL)のチェックインシステムの障害(関連記事)と、三菱UFJ証券システム部の元社員による顧客情報売却事件(関連記事)に関するニュースがある。

 JALのシステム障害は、国内線の全面チケットレス化に関連する新機能を追加するための、チェックインシステムと予約発券システムのバージョンアップ作業が原因だという。JALでは8月2日にもシステム障害が起きており(関連記事)、こちらも国内線のチェックインシステムと予約発券システム間のデータのやり取りに問題があった可能性があるとしている。

 三菱UFJ証券の顧客情報売却事件は、システム部の部長代理だった元社員が、約148万人分の顧客情報を不正に取得し、約5万人分の情報を売却したというもの。システムに対するアクセス権限を持つ者が決まった方法を装って行う不正は、それを発見するための有効な仕組み作りが難しいという問題を改めて浮き彫りにした。

Webウイルスが猛威

 セキュリティ関連のニュースもアクセスランキング上位の定番だ。よく読まれたのは、Webページに感染する(埋め込まれる)タイプのウイルス(ここでは「Webウイルス」と呼ぶ)に関する記事である(関連記事1関連記事2)。セキュリティ対策を適切に施していないパソコンでは、Webウイルスが埋め込まれたWebページにアクセスするだけで被害に遭う恐れがあるという。

 パソコンの利用者は、常に最新のWindows Updateなどを適用したり、ウイルス対策ソフトのパターンファイルを最新版に更新することで被害に会わないよう留意する必要がある。サイト管理者はさらに、サイトのセキュリティ対策をもう一度見直して、“加害者”にならないようにする必要があるだろう。

オラクルがサンを買収

 ある年齢以上の人にとって特にショッキングだったニュースは、米オラクルが米サン・マイクロシステムズを買収したことだろう。オラクルとサンは4月20日(米国時間)、オラクルがサンを74億ドルで買収することで合意したと発表した(関連記事)。サンを巡っては、米IBMや米ヒューレット・パッカードも買収に名乗りを上げていたとされる。オラクルはサン買収によって、ソフトとハードの両方を備えた、統合的なITベンダーへと業態を拡張する考えである。

 その一方で、2008年にSunが買収したオープンソースのデータベース「MySQL」に対するオラクルの扱いを懸念する声も聞かれた。データベース最大手のOracleにとって、オープンソースのMySQLは事実上最大の競合製品であるからだ(関連記事1関連記事2)。オラクルはその後、米国時間12月14日に、MySQLの競争力を維持する意向を示したが(関連記事)、今後の動向を見守る必要があるだろう。