専用のSNSを立ち上げて取り組みを支援

 省エネナビのデータは,ルーターを介してネットに接続し,専用サーバーに送られる。利用者は,自宅のパソコンからサーバーにアクセスして,詳細なエネルギー消費量を確認できる。現在の電力の使用状況や過去の使用状況(週次,月次,年次)をグラフで表示したり,電気料金やCO2排出量も見ることができる(図1)。

図1●エネルギー消費量の詳細分析画面
利用者は,自宅のパソコンから専用サーバーにアクセスして,詳細なエネルギー消費量や電気代,CO2排出量などを確認できる。
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 さらに利用者の省エネの取り組みを促すため,専用のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を立ち上げた(図2)。

図2●「CO2削減見える化プロジェクトSNS」の画面
現在は試行段階。本稼働後は,電力だけでなく,ガスや水道などを含め,エネルギー消費状況をトータルに確認できるようにする。エネルギーの削減量に応じて付与されるエコ・アクション・ポイントの確認・交換を行うためのページや,マンションの世帯全体での省エネ・ランキングを表示したり,エコライフのための情報交換のページを設けている。
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 現在は電力だけだが,本稼働後は,ガスや水道などを含め,エネルギー消費状況をトータルに確認できるようにする。また,マンションの世帯全体での省エネ・ランキングを表示したり,エコライフのための情報交換のページを設けるなど,マンション住人全体での取り組みを支援していく。

 同社は,「CO2削減見える化プロジェクト」を実施するにあたり,環境省のエコ・アクション・ポイント事業の枠組みを利用した。住民に省エネナビを積極的に導入,活用してもらうためだ。エコ・アクション・ポイントとは,同省が家庭の温暖化対策の一つとして進めているもので,省エネ商品の購入や電力使用量削減の取り組みを行った消費者にポイントを付与するというもの。ポイントは,所定の商品と交換できる。2009年5月から政府が実施しているエコポイント制度と仕組みは似ているが,別の制度である。

 「エネルギー消費削減量に応じて,住民にエコ・アクション・ポイントを付与し,取り組みの活性化につなげたい」と,大宅氏は説明する。基準となるエネルギー消費量をどう設定するか,どれくらいのポイントを付与するかなど,仕組みの詳細は今後詰めていくという。

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