■「Macrium Reflect」は,システムが稼働中でもバックアップ・イメージを作成できるディスク・バックアップ・ツールである。有償版ではないフリーウエアでも十分実用的に利用できるツールである。
■作成したハードディスクのバックアップ・イメージを丸ごと復元するだけでなく,必要なファイルやフォルダだけをエクスプローラから取り出すこともできる。だが,大容量のハードディスクの場合は,バックアップなどに時間がかかる点に注意。

■ソフト名 Macrium Reflect Free Edition(バージョン4.2.2055)
XP vista
英語
■開発 Paramaount Software UK Ltd.
■URL http://www.macrium.com/default.asp
(フリーウエアのダウンロード先URLはhttp://www.macrium.com/ReflectFree.asp
■ファイル reflect_setup_free_x86_x64.exe(28,374,616バイト)
■対応OS Windows XP/Vista(32/64ビット対応)
■価格 無料
■評価
(5段階)
★★★★

 通常,Windowsのシステムでバックアップの対象とするのは,作成したドキュメントやメールなどのデータであることが多い。これらのデータをバックアップする手段はいろいろあり,多数のツールが市販製品やフリーソフト/シェアウエアを問わず公開・販売されている。一方,Windowsのシステムそのものをバックアップする製品は,「NTBACKUP」をはじめとするWindows標準のツール以外はあまり見かけず,しかもかなり高額なものが多い。

 Windowsには,動作中のプログラムが常に存在する。このため,システムをバックアップするには,いろいろと難しい問題が発生する。中でも現在稼働中のシステムをそのままバックアップすることは,バックアップ・アプリケーション側からするとけっこう面倒な作業となる。

主流になりつつあるイメージ・バックアップが可能

 こうした状況を踏まえ,近年ではWindowsシステムの有力なバックアップ方法として注目されてきているのが,ハードディスク全体の現在の状況をスナップして「ディスク・イメージ」として保存する方法だ。この方法を使うと,現状のハードディスク・イメージを1つのファイルとして保存できるため,特にシステムに不具合が生じた際のリストア作業が非常に楽になるメリットがある。

 不具合が生じたシステムで使用されていたハードディスクをリプレースし,そこにバックアップしておいたディスク・イメージを復元するだけで,システムは元通り稼働できるからだ。以前のように,不具合が生じたシステムの中から原因となっているファイルを突き止めて修復する,といった面倒な手間を省くことができる。また,システムダウンの時間をできるだけ減少させることも可能だ。このため,市販製品やフリーソフト/シェアウエアを問わず,イメージ・ファイル作成タイプのバックアップ・ツールが増えてきている。

 今回紹介する「Macrium Reflect Free Edition」(以下「Macrium Reflect」と略記)も,イメージ・ファイルを作成してファイルやシステムをバックアップするタイプのツールである(同名のシェアウエアも公開されている)。英語版だが,直感的にわかりやすい画面構成であり,バックアップやリストアの方法も非常に簡単である。そのため,イメージ・ファイル作成タイプのバックアップ・ツールを検討しているユーザーは,お薦めできるフリーソフトの1つだ。

 ただし,フリーソフトと言っても,Macrium Reflectを利用するにあたってはライセンス認証が必要である。インストールの途中で,インターネットへのアクセスに関するアラート画面が表示される(図1)。ライセンス・キーはあらかじめ設定されているので,インターネット経由でライセンス認証が終了すると図2のような確認画面が表示され,「OK」ボタンをクリックすると,インストールが終了する。

図1●Macrium Reflectのインストール終了間際に表示されるアラート画面
図1●Macrium Reflectのインストール終了間際に表示されるアラート画面
フリーソフトだが,ライセンス認証をインターネット経由で行う必要がある。

図2●フリーソフト版のライセンス番号はグレイアウトして変更できない
図2●フリーソフト版のライセンス番号はグレイアウトして変更できない
ここで「OK」ボタンをクリックするとライセンス認証が終了し,Macrium Reflectを使用することが可能になる。

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