プログラムを作るときは,エディタやコンパイラ,リンカー,デバッガといったツールを利用する。一般にはそれらツールを統合し,GUIで統一的な操作ができるIDE(統合開発環境)が使われている。機能間の連携が図られていたり,クラスやメソッド名を正確に入力できる支援機能が搭載されていたりと,IDEの方が便利なためだ。

 IDEは成熟が進んだ製品分野で,利用される製品は「Eclipse」(オープンソース)と「Microsoft Visual Studioシリーズ」の二つに集中している。1位は昨年に引き続きEclipseで,総合満足度が79.0だった(表1)。2位はVisual Studioシリーズで総合満足度は69.2である。評価項目別の満足度に目を向けると,「利用する上で必要な情報を入手しやすい」と「サポートが充実している」を除く9項目でEclipseが高く評価されている。「プラグインで機能拡張を図れば,ほとんどすべての作業をEclipse内で実施できる」(20代のプロジェクト・マネージャ)など,プラグインの充実を評価する声が多数寄せられた。

表1●プログラミング・ツールに対する評価項目別の満足度
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 表には示していないが,使用したプログラミング言語(一つだけ選択)の1位はJavaで,回答者の28.5%が使っている。以下,Visual Basic(21.0%),C/C++(17.8%),C#(13.6%)が続いた。Eclipseユーザーに限ると,利用言語の1位はJava(84.3%),2位はPHP(8.1%),C/C++(4.1%)である。一方,Visual Studioシリーズのユーザーに限ると,利用言語の1位はVisual Basic(42.6%),2位はC#(30.0%),3位はC/C++(24.0%)だった。

 今後使いたいツールでも上位二つはEclipseとVisual Studioシリーズ。以下「Oracle JDeveloper」,「SI Object Browserシリーズ」が続いた(図1)。

図1●今後使ってみたいツールの内訳(回答者は515人)
図1●今後使ってみたいツールの内訳(回答者は515人)
出典:日経SYSTEMS 2009年6月号 p.26
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