「国内の景気後退が底を打つのはいつか」。調査に回答した480人の上場企業社長のうち61.9%が、「2010年1~3月」までに底を打つとみている。社長の68.9%は、景気後退が底を打つ半年前から準備したいと考えている。


 時は満ちた。今こそ反転攻勢の“のろし”を上げ、景気回復を見据えたIT戦略を立案・実行し始めよう。攻勢に打って出るタイミングは、景気後退が底を打つ半年前。この7月から動き出せるかどうかが、景気回復局面における明暗を分ける(図1)。

図1●反転攻勢を始める時期
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 攻めのIT投資も7月から再開しそうだ。新規システム投資の執行が前四半期に比べて増減したかどうかを探るため、日経コンピュータが企画・実施したIT 投資DI(ディフュージョンインデックス)調査では、7~9月にマイナスからプラスに転じる見込みだ。「守り」に徹することに終止符を打ち、成長路線のステージに再び乗る気運が高まっている。

反転攻勢のタイミングは7月

 反転攻勢に打って出る時期と方向性を探るため、日経コンピュータは国内証券取引所に上場している企業と有力未上場企業の社長、日経BP社が主宰するシステム部長会と CIO倶楽部の会員に対してアンケート調査を実施した。その結果が先に示した『景気回復局面を見据えた攻めのIT投資計画が7月にも再開する』という傾向だ。

 「国内の景気後退が底を打つのはいつか」。アンケートに回答した480人の上場企業社長のうち61.9%が、「2010年1~3月」までに底を打つとみている(図2)。最も多かったのは「2009年10~12月」(25.6%)。中央値が「2010年1~3月」だ。2009年度の業績予想が減収予想や減益予想の企業であっても、5割以上が2010年1~3月には国内の景気後退が底を打つとみている。

図2●国内における景気後退は、いつ「底を打つ」とみているか
図2●国内における景気後退は、いつ「底を打つ」とみているか

 では、いつから景気回復を見据えた反転攻勢を仕掛けるつもりなのか。社長の68.9%は、景気後退が底を打つ半年前から準備したいと考えている。内訳は「1年前から」が29.4%、「半年前から」が最も多い39.5%だ。先に示した景気後退が底を打つ時期と合わせて考えると、2009年7月が反転攻勢に打って出る時期になる。

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