CentOSを利用する際の注意点

 インストール時にトラブルを避けるには,事前の準備が欠かせません。インストール作業に取り掛かる前に以下の5点を確認してください。

 (1)インストール作業の前に,DVD-ROMから起動するようパソコンのBIOSを設定します。設定方法はパソコンに付属しているマニュアルなどに記載されています。また,CentOSでは起動フロッピのイメージは同こんされていません。USBメモリーなど起動可能な比較的大きな容量のデバイスを使える場合は,DVD-ROM内の「\images\diskboot.img」イメージを書き込むことでそのデバイスからの起動が可能です。

 (2)WindowsとLinuxをインストールしておき,起動時に選択する(デュアル・ブートにする)場合には,あらかじめWindowsの起動ディスクを作成しておくことをお勧めします。Linuxのインストールが正常に終了しなかったときにWindowsを起動するには,この起動ディスクが必要な場合があるためです。

 (デュアル・ブート構成にしたときに)Linuxを削除してWindowsだけが起動する状態に戻すときには,(Linux用のパーティションを削除するのに加えて)ハード・ディスクの先頭領域にあるMBR(マスター・ブート・レコード)にWindowsを起動するプログラムを書き込む必要があります。 Windows Me/98では,Windowsの起動ディスクを使って起動し,コマンド・プロンプトで「fdisk /mbr」コマンドを実行します。Windows XP/2000/Vistaの場合は,Windows回復コンソールを利用します。回復コンソールが起動したら,Windows 2000/XPの場合は「fixmbr」,Windows Vistaの場合は「bootrec /FixMbr」,「bootrec /RebuildBcd」の順に入力します。

 (3)WindowsパソコンにLinuxを追加インストールする際には特に注意が必要です。誤った手順により,ハード・ディスクの Windows側の領域を消去してしまう可能性があるためです。パーティション操作について不慣れな場合は,Linux専用のパソコンやハード・ディスクを用意して,そこにインストールすることをお勧めします。

 (4)使用するパソコンのハードウエアによっては,Linuxをインストールしただけでは利用できない場合があります。例えば,無線LANアダブタなどは利用できない場合があります。この場合は,ベンダーなどからLinux用のドライバを入手する必要があります。

 (5)CentOSには多数のパッケージが用意されています。手順10ですべてのパッケージ・グループを選択すると3.5Gバイト程度の空き容量が必要です。パッケージ・グループで「Desktop - GNOME」のみを選択することにより容量を3Gバイト程度に抑えられます。さらに,何も選択しないことで容量を1Gバイト程度にできます。

 各パッケージはインストール後であってもyumやパッケージ・マネージャを用いて追加インストールできます。

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