スタート・メニュー内のプログラム表記が微妙に変化

図6●Windows 7のスタート・メニュー
あらかじめ登録されているアプリケーションは少なく,メール・ソフトもない。そのほか,「外来語カタカナ用語末尾の長音表記」が変更されたため,メニュー表記がVistaと異なる。
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 それでは,いよいよ今回の本題であるWindows 7のスタート・メニューを見てみよう。輝きがVistaより少し派手になったスタートボタンをクリックすると,多少質素な印象を与えるスタート・メニューが開く(図6)。

 質素な印象を持ったのは,左側の領域にあらかじめ表示されているアプリケションが減ったことが原因だろう。このメニューの中には,メール・ソフトの「Windowsメール」すら見あたらない。Windows 7では,「Windowsメール」「Windowsフォトギャラりー」「Windowsムービーメーカー」などの付属アプリケーションは,必要な場合にマイクロソフトの「Windows Live」のWebサイトから別個にダウンロードするようになった。さすがにWebブラウザのInternet Explorerだけは例外だったようだが,個人的にはメール・ソフトまでダウンロードの対象になったのには驚いた。

 スタート・メニューの右側の領域に表示している項目についてもいくつか変更されている。まず「最近使った項目」が無くなっている。これは,スタート・メニューのアプリケーションごとに,別々に使った項目を直接表示するようにしたためだ。Windows 7でアプリケーションを使っていくと,起動したてのスタート・メニューでは「はじめに」の右横にしかなかった三角のボタンが,それぞれのアプリケーションのアイコンの横に表示されるようになる。そして,各アプリケーションのアイコンにマウスのポインタを重ねると,右側にそのアプリケーションで最近使ったファイルが一覧で表示されて選べるようになっている。

 また,小さな変化として「コンピュータ」とか「プリンタ」という表記が,Windows 7では「コンピューター」や「プリンター」に変わっている。これはマイクロソフトが「外来語カタカナ用語末尾の長音表記」を変更したためだ(関連記事:マイクロソフトが外来語表記ルールを変更,カタカナ用語末尾の長音(ー)を表記)。昔,Windows 95の半角カタカナ・メニューがWindows 98から全角カタカナに変わって,プログラマだった筆者は結構戸惑った記憶がある。今回のこの変更も,少なからずいろいろなところで影響を及ぼすのではないだろうか。

クラシック・タイプは選べない?

 それ以外にも,スタート・メニューに加えられた変更で,Vistaを使っていたユーザーに影響が大きそうなものがある。「クラシック・タイプ」が選択できなくなったことがある(図7)。

 「クラシック・タイプ」とは,Windows XPと同じスタート・メニューのデザインに戻すというもの。Vistaでは,スタート・メニュー上で右クリックして「プロパティ」を選べば,クラッシック・タイプに切り替えるラジオボタンがあった(図8)。だが,Windows 7では,このラジオボタンがなくなったのだ。

図7●Windows 7ではスタート・メニューのプロパティ画面でクラシック・タイプに切り替えるラジオボタンがない
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図8●Vistaではスタート・メニューのプロパティ画面にクラシック・タイプを選択するラジオボタンがあった
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 筆者自身は,特にクラシック・メニューにはこだわっていない。だが,Windows XPのスタート・メニューを愛するユーザーは相当数いると思われるので,今後の評価に注目したい(筆者は,製品版では復活する気がするのだがどうだろうか)。

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