園田 誠(そのだ まこと)
園田 誠(そのだ まこと) 1965年愛知県生まれ。多摩美術大学卒業。石橋を叩いて渡るA型。美術大学卒業のキャリアを活かして,あちこちでWebデザインの原稿とか書くくせに,サイト全部のHTMLをマメに書くのが面倒だから自分のサイトもブログ・システムに変えてしまった不精者。つまり今回のテーマであるWeb APIを語るには,まさにうってつけのWebプログラム系フリーライター。http://www.japan.xitami.net/

 ブログを作ってしばらく日が経つと,GoogleやYahoo!に登録されます。検索サイトに登録されるとなんだか一人前になった気がします。しかし登録はされたものの,自分の名前やブログで話題の中心にしている語句で検索をすると,順位は随分と下のほう,検索結果を何ページも進んでいかないと出てこないのが現実です。

 検索結果で順位を上げるための対策をSEO(Search Engine Optimization,検索エンジン最適化)と言います。企業サイトにとっては検索結果が上位かどうかは死活問題で,SEO対策には真剣に取り組んでいるところが多いです。個人サイトの場合,企業サイトほどSEOに必死になることはないのですが,折角なら上位になってみたいのが人情です。

 もっとも,あれやこれやと小手先の技でSEOに奔走するよりも,毎日マメに更新さえ続けていれば検索結果順位はある程度は上がってくるものです。でも,毎日の更新でどの程度検索結果が上がっていくのかを見ることができたら,ちょっと励みになりそうですね。そこで今回ご紹介する「Ranking Saver」です。

 Ranking Saverは「検索順位チェックツール」です。SEO対策ツールではないので,Ranking Saverを使ったから検索順位が上がるということはありません。指定したキーワードでGoogleとYahoo! JAPANを確認に行き,登録したサイトが何位にランキングされているのかをチェックしてグラフで表示してくれます。自分が今,どの程度の位置にいるのか,上がってきたのか下がりつつあるのか,何事においても自分の立ち位置や現状を知ることは,その先の活力や持続力に繋がるものです。

ユーザー登録,そしてサイトの登録

 Ranking Saverは登録型のサービスです。Ranking Saverのトップページから登録できます。登録は無料です。HSBという団体が運営していて,有料オプションもあるため「特定商取引法に基づく表記」に運営者の住所氏名等が明記されています。有料サービスがあるといっても,通常の使用では有料オプションは必要なさそうです。

図1●登録はシンプル。メールアドレスと名前,ID,パスワードのみ
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 登録はシンプルです。Ranking Saverの公式トップページのログイン・フォームノ下にある「アカウントの作成」から行います。必要な情報はメールアドレスと名前,ログイン名とパスワードの4点です(図1)。

 登録後,しばらく待つとメールが届きます。メールに記載されている認証用URLにアクセスすると本登録が完了します。登録が完了したらIDとパスワードを使ってログインします。

 キーワードの登録は左のメニューの「保存ターゲットの一覧」から行います。空の表と「キーワードの追加を行う」リンクが出ますから,リンクをクリックしてキーワードを登録します。1つのアカウントで登録できるキーワードの上限値は10個です。

 考え方でいうと「サイトを登録する」のではなく,リンクにもあるように「キーワードを登録する」です。どういうことかと言いますと,例えば自分のブログが,愛犬のミニチュア・ダックスの話と美味しいラーメンの話題を中心に書かれている場合,自分のブログのURLに対して「ミニチュア・ダックス」「ラーメン」という2つのキーワードを設定するわけです。強豪サイトが多い「ラーメン」での検索順位は低いけれども,犬種限定の「ミニチュア・ダックス」での順位なら高いかもしれないというわけです。

 単一の話題だけで展開しているブログは多くはないですから,このように1URLに対して複数のキーワードを切り口として解析してみるのは面白い発想です。よくあるアクセス解析系ツールは,URLを中心に考えます。そのURLに対してどういった検索キーワードが使われているのかといった考え方で,URL側が1つなんですね。

 私は自分のサイトでも実名(今更ハンドルやらネットネームやら恥ずかしくて使えません)なので,自分の名前をキーワードにして,自分のサイトのトップURLで登録してみました(図2)。

図2●キーワードの登録。キーワードに自分の名前を登録してみた。URLは自分のサイト
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 登録はキーワードとURLを入れるだけです。登録すると「保存ターゲット一覧」に登録内容が表示されるようになります(図3)。

図3●キーワードを登録するとリストに載る。グラフはリストの「グラフ」で表示される
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 リストにはキーワードとURLのほかに「削除」と「グラフ」「CSV」というリンクがでます。グラフを押すと棒グラフで検索順位結果の推移を見ることができます(図4)。

図4●順位推移の折れ線グラフ。筆者サイトは統計開始直後でデータがないためサンプルの画像
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 グラフは折れ線で近々の30日を表示する「日別」と,1年を表示する「月別」の2種類です。GoogleとYahoo! JAPANの両方がひとつのグラフに表示されます。Yahoo!の順位が紺色,Google順位が緑色です。

 CSVは,統計結果をCSV(カンマ区切り形式)のファイルでダウンロードするためのリンクです。ダウンロードすると次のような書式のファイルが転送されてきます。


"Date","Yahoo!","Google"
"20081210",1,14
"20081211",1,8
"20081212",1,11
        :

 ファイル内容は説明する必要もないほど極めてシンプルです。検索エンジンごとのランキングを日ごと(月別からダウンロードすると月ごと)に記述してあるだけのものです。

 CSV形式はMicrosoft Excelなどの表計算ソフトでそのまま読み込めます。Ranking Saverのサイトにあるグラフではなく,自分でグラフを作りたい場合などに使えます。

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