物書き専用機とは「テキストエディタとブラウザ,メーラーだけが使え,モバイルカードがあらかじめ内蔵されている超軽量のノート機」を指す。4年前からこうしたマシンを求めていた谷島宣之編集委員がいよいよ購入を考え出した。同編集委員のITリテラシーを心配した後輩たちが最適のマシンを推薦する。

W(若手記者) 面白い製品が登場しました。キングジムが作った「ポメラ」です。Yさんが望まれていた“物書き専用機”ってこういうものではないですか。

Y(谷島編集委員) これは確かに物書き専用だ、厳密にはメモ専用機か。戸田覚氏の「ATOK入りの“メモ専用機”は会議に使える?」を読むと長い原稿はともかく、そこそこの長さの文章なら気持ち良く入力できそうだ。文字入力の仕組みがATOKというのもいい。折りたたむとかなり小さい。普通の乾電池で動くというのはまさに希望通り。2万6000円なら買ってみようかな。メモ専用機で原稿を書いた、というコラムが書けるだろうし。

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Y この体験記、とても面白い、一気に全回読んでしまった。わざわざ似た企画を手がける必要はもう無いね。ところで、メモ専用機で作った文章はどうやって送ればよいのかな。

W スペックをよく見て下さい。通信機能はありません。本当にメモをとるだけのマシンです。というわけで、メモリーカードかUSB経由でいったんPC(パソコン)に文書を移してから電子メールで送信することになります。

Y いや、通信機能が無いのは知っていたよ。言ってみただけ。ただ、いまどき通信機能がないマシンは市場からどう思われるのだろう。

W 「いまどき」ってYさんにだけは言われたくない、とメーカーの担当者は思いますよ。いまどき、真っ当なビジネスパーソンであれば携帯電話を必ず持っています。頑強に利用を拒否しているYさんは知らないでしょうが、いまどきの携帯電話はメールはもちろん、通常のWebサイトも見られます。Officeファイルやpdfファイルを開くこともできるのです。ただ、大量の文字入力はさすがに無理です。会議で議事録をとる時に携帯電話を出す訳にはいきません。メモ専用機は、携帯電話でどうしても実現できない機能だけを切り出して実装した、と言えるのではないでしょうか。

Y ノートPCでも不可能な機能を実装した、とも言えるね。どんな小さいノートPCであっても折りたためないから。もっとも戸田氏の指摘によれば、ポメラは折りたたんだとしてもポケットにはちょっと入れづらいらしい。ところでそうは言っても、最近の低価格ノート機は魅力的だね。あの値段はちょっと凄い。

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