Google Web Toolkit(GWT)は, Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)を利用したWebアプリケーションをJavaで開発するためのライブラリだ。一般にAjaxを使ったアプリケーションは,GU(I Graphical User Interface)をJavaScriptで記述し,ロジック部分を他の言語で作る。GWTを利用すると,JavaScriptのコードを記述することなく,Ajaxアプリケーションを開発できる。

 本書では,ツリーやボタンなどのユーザー・インタフェース部品のカスタマイズや地図アプリケーションの作成,Strutsフレームワークとの連携など,現在のWeb アプリケーションで広く利用されているサンプルを多く掲載している。サンプル・コードを見ると省略している部分もあるが,利用するクラスやパッケージなどが明記されており,Javaでの開発経験があれば理解できるだろう。

 ただし,全部を読み解く必要はない。目次の説明だけでもサンプルの掲載位置はわかる。多くのサンプル・アプリケーションを掲載しているので,Webアプリケーションのユーザー・インタフェース作成に悩んだときは参考にしてみるとよいだろう。

Google Web Toolkit ソリューション

Google Web Toolkit ソリューション
David Geary著
Rob Gordon協力
柴田 芳樹訳
ピアソン・エデュケーション発行
3990円(税込)

出典:日経ソフトウェア 2008年11月号 p.12
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