ニコニコ動画はニワンゴが提供する動画配信サービスだ。特徴はユーザーが投稿した動画に対し、時系列に沿ったコメントを付けられる点。コメントや広告そのものに表現力と娯楽性を持たせたシステムや、投稿動画をベースとした提携企業との商品企画など、ユーザー生成コンテンツを組み込んだビジネスモデルも他にない特徴だ。

 2007年1月15日のサービス開始当初は、YouTube-APIなどを利用し、YouTubeで配信されている動画の上へ、現在のニコニコ動画と同様のコメントを付けて再生できるサービスだった。だが、同年2月23日よりYouTubeから動画を取得できなくなったため、3月6日よりで自社による配信に切り替え、今日のニコニコ動画の形が完成した。現在は、2008年3月5日にサービス内容が強化されたニコニコ動画(SP1)としてサービスを提供している。

ニコニコ動画トップページ   ニコニコ動画といえば、動画の上を流れるコメントが特徴だ。時系列に沿った非同期型のコメントは、あたかも多くの人と同時に動画を見ている印象を与えるだけでなく、動画投稿者にとってもカットごとに生の反応を確認でき便利だ
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  ニコニコ動画といえば、動画の上を流れるコメントが特徴だ。時系列に沿った非同期型のコメントは、あたかも多くの人と同時に動画を見ている印象を与えるだけでなく、動画投稿者にとってもカットごとに生の反応を確認でき便利だ
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 携帯電話向けサービスは「ニコニコ動画モバイル」として提供している。NTTドコモ向けのβサービスを2007年5月9日に開始し、2007年07月10日からはau向けにもサービスもスタート。2008年1月には、NTTドコモのiモード公式サービスとなった。

 動画の内容については、日本人向けサービスとして提供されているため、YouTubeと違って国内向け映像がほとんどだ。特に10代~30代にとっては比較的身近な、Webコミュニティの文化やゲームなどのインタラクティブメディア、漫画やアニメといったコンテンツへの理解を前提とした映像が多い。

 最近はエイベックスや吉本興業、ランティス、MTVといったコンテンツホルダーとの提携を進めている。さらにmixiなどのSNSや、はてなブログなど、各ブログサービスに動画の貼り付け機能を提供し、ニコニコ動画の登録外ユーザーでも動画を視聴できるサービスを開始している。

 その一方で、著作権侵害で問題となる動画の監視削除を強めているほか、JASRACとの著作物利用料に関する契約といった手続きも行っている。

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