開発●フェンリル
URL●http://www.fenrir.co.jp/sleipnir/

「ソフトウエアを作る環境を楽しくするお役立ちフリーソフト」を集めて,1日1本のペースでご紹介しています。今回は多機能Webブラウザ「Sleipnir」です。

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 「Sleipnir」は国産の多機能Webブラウザです。標準でタブ・ブラウジングやRSSリーダー,検索ボックスなど多種多様な機能を搭載しています。例えば,表示中のWebページの英日/日英翻訳機能や,複数のプロキシ・サーバーを使い分ける機能,複数のタブを同時に開いているときに,ワンクリックですべての画面の縮小イメージを表示する機能など,ちょっと変わった機能をたくさん備えています。

 そうしたユニークな機能の一つに,マウス操作でアプリケーションを操作する「マウス・ジェスチャ」があります。Firefoxはアドオンをインストールしないとマウス・ジェスチャは使えませんが,Sleipnirはこの機能を標準で備えています。Webページの表示領域で右ボタンを押したままマウスを左に動かすと「戻る」,右に動かすと「進む」,続けて上→下と動かすと「更新」といった具合にマウスの一連の動きに特定の機能を割り当てられるのです。ツールバーやコンテキスト・メニューを使うよりもずっと簡単に,素早くブラウザを操作できます。5ボタン・マウスのすべてのボタンに独自に機能を割り当てることも可能です。

 また,Firefoxと同様にプラグインで機能を拡張することもできます。Firefoxと比べるとプラグインの絶対数は少ないですが,mixiとの連携機能など,国産Webブラウザならではのプラグインが存在します。Firefoxのテーマと同様にユーザー・インタフェースの見た目を一変させるスキンという機能も備えています。

 HTMLを解釈するレンダリング・エンジンを選択できるのも特徴です。Internet Explorerの「Trident」かFirefoxの「Gecko」のいずれかを選んで使えます。セキュリティ・ホールが見つかったら,エンジンだけを入れ替えればよいのです。

 なお,同社はプログラム・サイズが5Mバイトの「Portable Sleipnir」というWebブラウザも配布しています。USBメモリーに入れて持ち運べる新しいタイプのWebブラウザです。

出典:日経ソフトウエア 2007年7月号 55ページより
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