ワンセグ・トライアルの画面イメージ
写真1●ワンセグ・トライアルの画面イメージ
動画番組に加え,イベントのスケジュールや会場内の最新ニュースなどをデータ番組として配信する。

 最新の携帯電話機に欠かせない機能となったのが“ワンセグ”だ。そのワンセグ・ケータイを使えば,展示会で何か面白いことができるんじゃないか──。そう思って取り組むのが,ITpro EXPOのワンセグ・トライアルである。ここではそのメイキングと実験の概要を紹介しよう。

 ITpro EXPOでは,ワンセグ技術を使った実験を計画している(写真1)。

 そもそもワンセグは携帯端末向けテレビ放送の仕組みである(図1の上)テレビ放送1チャンネル分の帯域を13個の“セグメント”に分け,そのうちの一つを使って放送することから「ワンセグ」(one segment)と呼ばれる。

 携帯電話機などのワンセグ対応端末で受信できるのはもちろん,テレビ局が放送している番組になる。地上デジタル放送のエリア内ならどこでも番組を見ることができる。

 それに対して,今回ITpro EXPOで取り組むのは,展示会場だけでワンセグ番組を配信する「エリア限定型のワンセグ実験」である(同下)。

ITpro EXPO「ワンセグ・トライアル」の位置づけ
図1●ITpro EXPO「ワンセグ・トライアル」の位置づけ

微弱な電波で展示会場内だけに届ける

 実験では,会場となる東京ビッグサイトの西ホールとアトリウムに限定して微弱なワンセグ電波を流す。

 極めて微弱なら,勝手にワンセグの電波を出しても問題はない。ただ,勝手に出せる電波の強さでは,アンテナから数メートルの範囲にしかワンセグ番組を届けられない。展示会場全体をカバーするとなると,それなりの強さの電波を出す必要がある。こうした電波を出すためには,無線基地局の免許を取得しなければならない。

 出版社である日経BP社にはもちろん,無線基地局の免許を取得するためのノウハウもなければワンセグの電波を送出する装置も持っていない。そこで,エリア限定ワンセグ実験を実施した経験を持つ企業に協力をお願いした。具体的には,エリアポータル,日立製作所,日立システムアンドサービス,インデックス──の4社である。

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