図1●筆者が作成・公開しているWebサイト「RetroTube」。YouTubeにある懐メロの動画を検索できる
図1●筆者が作成・公開しているWebサイト「RetroTube」
YouTubeにある懐メロの動画を検索できる

 こんにちは,quill3です。筆者は,YouTubeから懐かしい動画を検索できるWebサイト「RetroTube」を開発・公開しています(図1)。

 本連載は,ほとんどCOBOL*1の経験しかないメインフレーム系の技術者である筆者が,試行錯誤しながらRubyを学び,Webプログラミングに挑戦する様子を自ら紹介するものです。

 最終回の今回は,Webサイトの公開と,ユーザーの反応,さらに筆者が公開して初めてわかったことや気が付いたことを紹介します。

公開を決意する

 筆者がRetroTubeの開発を決意した2006年9月末から3カ月ほど経過した,2006年のクリスマスごろの話です。開発中のRetroTubeは,あれこれと改良を加えてきた結果,見た目も機能面でもよい感じになってきました。そろそろ公開できそうな状態です。

 そうはいってもドキドキします。「これはウケる!」という自信は少しだけあります。でも,だれにも見向きもされないかもしれません。いずれにせよ,公開してユーザーの反応を見てみたい気持ちは,もうどうにも止まりません。

 年末年始,筆者の本業はちょうど休暇中です。そこで,この期間に最終的なブラッシュアップをして,年明けに公開することを決めました。

 覚悟を決めたら作業開始です。RetroTubeのシステム全体に対し,ユーザーの立場になって,次々とダメ出ししていきます。「1988年を見たら次は1989年を見たい。でもトップページに戻るのは面倒だ」「開発者がだれだかわからない」「Wikipedia情報が読みにくい」――これらの“ダメ”を改善点としてリストアップしてみると,数十点に上りました。

 続いて,これらの改善項目を順番につぶしていきます。表示されている年代の前後の年代へのリンクを生成して,開発者のブログにリンクを張って, Wikipedia情報の行間を広くして…まさにしらみつぶしです。特に,フォントの大きさ,字間,行間,配色などは,自分の中で納得がいくまで調整を続けました。

 ここで思い出したのは,RetroTubeのロゴを作るときに,右下に添えた「BETA」の文字です。まだまだ改良したい気持ちが残っていても,これはベータ版なんだと自分に言い聞かせます。当初決めた通り,年が明けた時点で開発作業をひと区切りしました。

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