ジャンル:天体シミュレーション・ソフト
作者:Chris Laurel氏
ライセンス:GPL URL:http://celestia.sourceforge.net/

 Celestiaは太陽系の天体を中心に3次元表示できるシミュレーション・ソフト。地球や土星などの天体を任意の視点から,時間軸を変化させながら表示できる。惑星の周りを公転する衛星や,尾を引く彗星などの映像を楽しめる。

 ハッブル宇宙天文台が撮影した,さまざまな宇宙の写真はとてもきれいだ。ただ,写真では,惑星や衛星を好みの角度や位置から眺めることはできない。それを可能にするのが,Linux上で使える天体シミュレーション・ソフトのCelestiaだ。

 Google Earthを使うと,地球上の任意の地点を好きな倍率で表示できるように,Celestiaは,太陽系の惑星と衛星,主要な小惑星と彗星(すいせい),12万の恒星,主要な銀河をさまざまな角度から表示できる(写真1)。宇宙探査機による詳細な観測を反映し,クレータなども再現されている。

写真1●Celestiaの起動画面
写真1●Celestiaの起動画面
約3万km離れた太陽方向の地点から見た地球。画面左上に天体(目的物)の名称,視点からの距離,天体の半径,視直径が,右上に現在時刻と再生速度が表示されている。画面左下は視点の速度,右下には天体と視点の関係,視野角が示されている。

 さらに,任意の時間を指定できる。西暦9999年までの日食と月食,主要な天体の運行を表示できる。

Celestiaをインストールする

 Celestiaは,Linux版のほか,Mac OS X版とWindows版もある。

 主要なLinuxディストリビューション向けにはパッケージが用意されているので,導入は簡単だ。Fedora Core 6の例を示す。

$ su 
# yum install celestia 

 これでメニューの[アプリケーション]-[グラフィックス]に,「Celestia space simulator」が登録される。Fedora Core 6がフルインストール状態であれば,18MバイトのCelestia本体(バージョン1.4.1)とプログラミング言語「lua」,GTK+上でOpenGLを使うための拡張機能「gtkglext」だけがインストールされる。総インストール・サイズは19Mバイトである。

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