●名称:Fedora 7
●提供元:Fedoraプロジェクト
●URL:http://fedoraproject.org/
●対応機種:PC AT互換機,PowerPC搭載機

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 Fedoraプロジェクトは2007年5月末,同プロジェクトが開発するLinuxディストリビューション「Fedora 7」を公開しました。Fedoraは,さまざまな先端機能をいち早く実装することを重視して開発されているLinuxディストリビューションです。

 Fedora 7はFedora Core 6の後継となるLinuxディストリビューションです。以前は「Fedora Core」と「Fedora Extras」の2つのプロジェクトに分けて開発が行われていましたが,開発体制が一本化されたため,ディストリビューション名の「Core」が取り除かれました。

 Fedora 7では,カーネル2.6.21が採用されました。同バージョンでは「VIM」(Virtual Machine Interface)に対応しており,仮想環境を効率よく動作させることが可能です。

 また,統合デスクトップ環境の「GNOME 2.18.0」や,Cライブラリの「glibc-2.6」,コンパイラの「gcc-4.1.2」などが採用されています。その他にも,SELinuxの設定ツールである「SELinux Management」ツールが新たに搭載されました。

 Fedora 7は,DVDメディアからインストーラを起動してパソコンにインストールできる「Fedora 7 DVD」,CDメディアからFedora 7を直接起動できる「Fedora 7 Live」,そのKDE版であるFedora 7 KDE Live」の3種類がリリースされています。ここでは,「Fedora 7 DVD」を利用したインストール方法を紹介します。

 ちなみに,Fedora 7 DVDのインストールDVDについては,日経Linuxムック「これならできるLinux超入門」(2007年6月16日発売)の付録DVD-ROMに収録されています。


インストールの前に

 インストール時にトラブルを避けるには,事前の準備が欠かせません。作業に取り掛かる前に次の7点を確認してください。

 (1)インストール作業の前に,DVD-ROMから起動するようパソコンのBIOSを設定します。また,Fedora 7では起動フロッピのイメージは同こんされません。USBメモリーなど起動可能な大容量のメディアが使用できる場合は,DVD-ROM内の「\images\diskboot.img」イメージを書き込むことで,そのメディアからの起動が可能です。

 (2)WindowsとLinuxをインストールしておき,起動時に利用するOSを選択するマルチ・ブート構成にする場合は,あらかじめFedoraをインストールするための空きパーティションを用意しておく必要があります。空きパーティションは,QTPartedなどのパーティション・ツールで確保できます。

 (3)特にWindowsパソコンにLinuxを追加インストールする際には注意が必要です。誤った手順により,ハード・ディスクのWindows側の領域を消去してしまう可能性があるからです。Linux専用のパソコンやハード・ディスクを用意して,そこにインストールすることをお勧めします。

 (4)マルチ・ブート構成にする場合は,あらかじめWindowsの起動ディスクを作成しておくことをお勧めします。Linuxのインストールが正常に終了しなかったときにWindowsを起動するには,この起動ディスクが必要な場合があるためです。Linuxを削除してWindowsだけが起動するように戻すときには,ハード・ディスクの先頭領域にあるMBR(マスター・ブート・レコード)に,Windowsを起動するプログラムを書き込む必要があります。それには,Windowsの起動ディスクを使って起動し,コマンド・プロンプトで「fdisk /mbr」を実行します。Windows XP/2000/Vistaの場合は,Windows回復コンソールを利用します。回復コンソールが起動したら,Windows 2000/XPの場合は「fixmbr」,Windows Vistaの場合は「bootrec /FixMbr」,「bootrec /RebuildBcd」の順に入力します。

 (5)使用するパソコンによっては,Linuxをインストールしただけでは利用できないデバイスがあります。例えば,TVキャプチャ・ボードや無線LANなどです。ベンダーなどがLinux対応ドライバを公開している場合があります。こうしたドライバのインストール方法については,ベンダーのWebページを参照ください。

 (6)Fedora 7には多数のパッケージが用意されています。インストールの手順10で「オフィスとプロダクティビティ」「ソフトウェア開発」「Webサーバー」のチェックを外してインストールすることで容量を2Gバイト程度にできます。また,「即時カスタマイズ」でインストールするパッケージを独自に選択し直すことでさらに容量を減らすことができます。

 (7)3Dグラフィックスを提供するAIGLXを利用する場合は,対応したグラフィックス機能がパソコンに搭載されている必要があります。また,ATI製やNVIDIA製のグラフィックス・チップやカードの場合は別途ドライバをインストールする必要があります。

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