ポイント

●スパムメールとは,本人が望んでいないのに勝手に送られてくる迷惑メールのことである。スパムメールの数は年々増えており,ユーザーとプロバイダのどちらにも無視できない問題になっている

●メーラーやアンチウイルス・ソフトのスパムメール振り分け機能(フィルタリング機能)を利用する際には,送信者名や件名など,単体の項目で振り分け設定をするだけではなく,複数の項目を組み合わせて設定することで,より高い効果が期待できる

 スパムメールとは,本人が望んでいないのに勝手に送られてくる迷惑メールのことです。スパム(spam)という名前のランチョンミートの缶詰のコマーシャルで商品名を連呼したものがコメディ番組の題材として取り上げられ,何通も届く迷惑メールのイメージと似ていたため,この名称が付いたと言われています。スパムメールの数は年々増え,利用者とプロバイダの両者にとって無視できない問題になっています。このため,スパムメールも「脅威」の一つと考え,本章で紹介します。

隣の人には,どのようにスパムメールが届いているのか

 スパムメールについては,3回に分けて解説する予定です。今回は,筆者が利用しているアドレスに届いたスパムメールの数や種類を紹介します。スパムメール送信業者が,入手したメールアドレスをどのように使っているかは画一的なものではありません。どんなスパムメールが届いているかと言う点も1人1人異なります。ですから,ある1人に届いたスパムメールを基に調査したとしても,それが一般的に当てはまる,ということにはなりません。そこで,「隣の人にはどのようにスパムメールが届いているのか」という感覚でスパムメールを実感してもらい,数や傾向を見ていこうと思います。

 筆者が1999年7月から利用しているメールアドレスがあります。当時は,このアドレスを自分のホームページにリンク付きで掲載していました。つまり,直接の友人・知人以外の第三者にもアドレスを開示していたのです。

 最初に,1999~2001年までに,このアドレスに届いたスパムメールの数を数えてみました。なお,ここでの「スパムメール」は,広告メールや詐欺メールと思われるものなど,筆者が望んでいないのに届いたメールをスパムメールと見なしてカウントしました。自ら登録したメールマガジンや,ウイルス付きのメールは含めていません。

1999年7月~1999年12月 13通

2000年1月~2000年12月 232通

2001年1月~2001年12月 361通

 このころは1日1通程度でしたので,正直なところスパムメールが届いてもあまり気になりませんでした。また届いたスパムメールのほとんどは日本語で,アダルト関連や広告(もしくは広告と思われるもの)目的のものが大半でした。

 ところが2002年に入ると,スパムメールが急増しました。1日あたり数十通届くようになったため,スパムメールは保存せずに即刻削除するようにしました。このため残念ながら年間何通届いたかは,今となっては数えられません。

 また,同時期(2002年初めころ)に自分のホームページへのメールアドレス掲載を取り止めました。しかし,すでに「有効なメールアドレス(メールが届くアドレス)」として出回ってしまったためか,その後もスパムメールは増え続けました。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら