ネットを通じて過剰なほどの情報がとびかう昨今、多くのネットユーザーはWebサイトを訪問するにあたって、Google、Yahoo!などの検索サイトを利用する。検索結果からWebサイトに引き込み、コンテンツを閲覧してもらえるかどうかは、

1)検索サイトでの表示ランク
2)表示内容の適切さ
3)入り口となるページの構成

によって決まる。検索サイトでの表示ランクを上げ、検索結果に適切な表示をさせてサイトへ集客することを一般にSEO(=Search Engine Optimization、検索サイトへの最適化)と呼び、入り口となるページからサイト内へ誘導するための工夫をLPO(=Landing Page Optimization)と呼ぶ。

 前回に引き続き、キリンビールのサイトを例に取って、SEOとLPOの実態を調べてみる。

コンテンツページ内容も明示

 キリンビールの主な商品ブランド名をGoogleの検索ボックスに入れてみると、ほとんどの商品で第一位に該当ブランドのサイトが表示された。例に示したように、説明文もコンテンツページの内容を簡潔で明確に語っている。検索結果の上位表示は、多くの優良なページからリンクが張られていることや、検索エンジンのクローラーに的確な情報を読み込ませるような努力をした賜物である。

 読者の方々もご存知のように検索結果(=SERP:Search Engine Result Page)では、見出しに<TITLE>タグ、説明文(=Snippet)に検索キーワード回りのテキストを表示する。Snippetには検索結果として表示したページがどんなページなのかを理解しやすいように、<meta name="description" content="">に書かれた内容を表示する可能性が高い。キリンビールのコンテンツページではこれを利用し、Snippetの表示が適切になるように<meta name="description" content="">に、ページ内容を記載していた。

図1
図1[画像のクリックで拡大表示]

 例えば「キリンラガービール」では、「キリンラガービール 商品紹介 キリンラガービール.」、「キリン一番絞り」では「キリンビール「一番搾り」トップページFLASH版。製品紹介、佐藤浩市さん出演のCMギャラリーなど。」という記述が<meta name="description" content="">にあった。「ラガー」は非常にシンプルに内容を紹介しているが、「一番絞り」はやや長い。長すぎる記述は、SERPの表示を考慮すると、ブランド名以外のキーワードでひっかかった際の表示に支障をきたす可能性が出てくる。Snippetには、50~100文字程度を目安として該当ページの内容を記述することが望ましい。

 商品ブランド別にプロモーションを行うために、独自のブランドサイトを作るケースは多い。しかし装飾性には気を配っても、SEO的な視点がないために、せっかく検索してもブランドサイトは表示されず、コーポレートサイトの簡単な紹介ページしか検索されないという話をよく聞く。キリンビールの各製品ページは、SEOにも気を配っている好例だといえるだろう。

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