5回にわたってネット上の新しい情報収集ツールの活用方法を紹介してきましたが,今回で最終回です。今回は,「まとめサイト」を取り上げます。

 こんにちは。はてなの山田です。5回にわたってネット上の新しい情報収集ツールの活用方法を紹介してきましたが,今回で最終回です。今回は,「まとめサイト」を取り上げます。

価値ある情報はまとめサイトで

 ブログツールやWikiといった誰でも情報を簡単に発信できるツールが普及したことにより,最近はどんな情報でもWeb上にアップされるようになってきました。

 例えば,ネット上で「祭り」と呼ばれる出来事や,テレビで話題になった出来事は,その日のうちにその話題についての複合的な情報やリンクを集めた,いわゆる「まとめサイト」が出来ていることも珍しくありません。「価値ある情報はまとめサイトで」という流れが出来上がりつつあるのです。クラスにも必ず1人はノートをまとめるのが上手な人がいましたよね。ネットでも同じように,まとめ上手な人がいるのです。

まとめサイトの例
●All About
その分野の専門家が,ネット上のどの情報にアクセスしたら良いかを水先案内してくれる
●Wikipedia
みんなで編集し,共有する辞書
●2チャンネルの情報
最近はまとめサイトだけでなく,頻繁に更新されるまとめブログも存在する
●その他,話題のWebサービスやアプリケーションのまとめサイト
ネット上で話題になっているYouTubeの動画や,Gmailの使い方,Firefoxで使える便利な拡張機能などを紹介したまとめサイトは人気が高い

図1●All Aboutのトップページ
  図2●Wikipediaのトップページ
図1●All Aboutのトップページ [画像のクリックで拡大表示]   図2●Wikipediaのトップページ [画像のクリックで拡大表示]

 インターネットと検索エンジンの進化は,これまで限られていた情報へのアクセスを非常に容易にしました。インターネットにさえつながっていれば,誰でも欲しい情報を手に入れることができます。しかし,ネット上に存在する膨大な情報の中から,自分の物差しで本当に価値がある情報を見つけるのは難しいでしょう。

 現実でもそうですが,そんなときはその道のプロ,その分野を好きな人に聞いてみるのが一番の近道です。まずはあなたが欲しいと思っている情報について,よくまとめられているサイトを探し出し,そこで基本的な情報を仕入れるようにしましょう。

 ただし,まとめサイトだけを読んで満足するのではなく,最終的には自分の力で情報を集めるための最初の物差しとして使うようにすると良いでしょう。

はてなはまとめサイトの集合体

 はてなの各サービスは,不特定多数のユーザーが情報を編集した,小規模なまとめサイトの集合体だと言えます。例えば,第1回(「有名ブロガーやネット・ウォッチャーはどうやって情報を収集・整理しているのか」)で紹介した,はてなダイアリーの「注目キーワード」ページは,その日に話題になったキーワードを一覧で表示し,さらにそのキーワードを含む日記や人気エントリーなどを表示して,複合的な情報へのアクセスを容易にしています。

図3●はてなダイアリーキーワードのトップページ
図3●はてなダイアリーキーワードのトップページ [画像のクリックで拡大表示]

 はてなのサイトには,このように特定のキーワードについて,ユーザーがどのように捉えているかをまとめて表示するページが多数存在します。その他にも,以下のようなページを提供しています。

●はてなダイアリーキーワード
特定のキーワードを含むダイアリー(ブログ)を表示する
●はてなブックマークのタグ
特定のタグが付けられたエントリーを表示する
●はてなRSSのキーワード(新機能)
特定のキーワードに関連するフィードの情報(はてな内の情報,YouTubeやGoogleの検索結果など)を表示する
●人力検索はてなの質問ページ
質問文に対して回答された,関連リンクや情報が表示される

 次のページ以降では,それぞれのページの特徴や,効率よく情報を集めるためのコツを紹介します。

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