「インストールしてみたけど,使い方が分からず途方に暮れた」「本を読んだけど,難しくて理解できなかった」「操作手順だけでなく,基本的な仕組みを知りたい」...。こうした意見にこたえるため,“Linuxの基本”を説明するコラムが復活しました。実際にLinuxを操作しながら,基本操作と仕組みに関する知識を身に付けましょう。

 今回は,システム管理に役立つコマンドの使い方を紹介します。「システム関連情報を表示するコマンド」「ファイルを圧縮したり伸張したりするコマンド」「パッケージを管理するコマンド」などをマスターして,システムを自在に操れる準備を整えましょう。例によって,コマンドラインから使えるものを中心に紹介します。

システム関連情報を表示するコマンド

 システムを安定して動作させるには,システムに関するさまざまな情報を監視して,異常事態が発生していないか,あるいはその兆候がないかなどを適切に判断する必要があります。サーバー・システムの運用管理では,このような監視体制を確立しておく必要があります。

 個人で使うクライアント・システムであっても,システムの基本情報をきちんと見られるようにしておいた方がよいのは言うまでもありません。Windowsを使っているときでも,「システムのプロパティ」を見ることがあるでしょう。Linuxでは,次のようなコマンドを用いて*1,基本プロパティを把握できます。

●uname

 unameはシステムの情報を表示するコマンドです。引数なしで実行すると,


写真1 Vine Linux 3.2で「uname -a」を実行
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というようにOSの名称を表示します。-aオプションを指定すると,すべての情報を表示します(写真1)。

ここでの「すべての情報」とは左から順に,「OSの名称」,「ホスト名」,「OSのバージョン」,「OSのリリース時期」,「マシン(ハードウェア)のタイプ」です。

●hostname

 hostnameはホスト名の設定と表示を行うコマンドです。引数なしでhostnameを実行するとホスト名を表示します。

ホスト名の設定はシステム管理者権限で行います。インストール時以外にホスト名を変更することはまれでしょうが,やり方だけは覚えておきましょう*2

●uptime

 uptimeはシステムがどのくらいの間,連続して稼働しているかを表示するコマンドです。

この例では,現在時刻午後4時46分で,稼働してから48分経過していることになります。現在ログインしているユーザーは2人で,過去1,5,15分間のシステムの平均負荷はほぼ0で,アイドル状態にあることも分かります。

出典:日経Linux 2006年1月号 96ページより
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