今回は,仮想マシンにゲストOSをインストールする方法と,仮想マシンのカスタマイズについて説明する。ゲストOSのインストール手順そのものは,物理PCにOSをインストールするのと同じである。違う点は,インストールCDの代わりにそのISOイメージを使えること,OSのインストールが終わったら「VMware Tools」と呼ぶ専用ツールをインストールすること,などである。

 一方,仮想マシン環境のカスタマイズには設定用ダイアログが用意されているが,直接設定ファイルを書き換えることで変更できる内容もある。ここではそれらも紹介する。

ISOイメージからインストール可能

 ゲストOSとしてインストールしたいOSのCD-ROM/DVD-ROMがあり,そのCD/DVDから起動可能であるなら,物理PCと全く同じ方法でインストールできる。あらかじめCD-ROM/DVD-ROMドライブにCD/DVDをセットし,仮想マシンのパワーオン・ボタンをクリックすると,仮想マシンが起動する。その後は物理PCと全く同じだ。

 起動可能なCD-ROM/DVD-ROMを使っているにもかかわらず,CDから起動しない場合は,次の点を確かめよう。

(a)仮想マシンにCD-ROMドライブを作ってあることを,「仮想マシン設定」ダイアログで確認する。CD-ROMドライブは,仮想マシンを新規作成したときにデフォルトで作られるが,もしも存在しなければ「追加」ボタンをクリックして追加する。

(b)仮想マシンのCD-ROMドライブに,適切な物理ドライブが割り当てられていることを,「仮想マシン設定」ダイアログで確認する。物理マシンに複数のCD-ROM/DVD-ROMドライブがある場合は,特定のドライブを割り当てることも可能である。

(c)BIOSの起動順が正しく設定されていることを確認する。VMware Workstationの仮想マシンでも,パワー・オン直後のVMwareロゴを表示しているときに「F2」キーを押すことで,BIOS設定画面に入れる(図1)。「Boot」項目を確認し,「CD-ROM Drive」が正しい順になるよう設定する。

図1
図1●仮想マシンのBIOS設定画面

 CD/DVDの代わりに,ISOイメージ・ファイルを利用することも可能である。ネットワークの共有フォルダ上に置いたISOイメージ・ファイルからでもインストールできるので,何度もOSをインストールする必要がある場合には,ISOファイルを作成し,そのファイルを仮想マシンのCD-ROMドライブにマウントする方法を勧める。

 ISOファイルをCD-ROMドライブにマウントするには,次の手順を踏む(図2)。まず,VMware Workstationの「VM」-「設定」メニューで「仮想マシン設定」ダイアログを開く。次に「デバイス」欄の「CD-ROMドライブ」をクリックし,画面右側の「ISOイメージを使用」ラジオ・ボタンをチェックする。そして「参照」ボタンでISOファイルを選ぶ。

図2
図2●ISOファイルをCD-ROMドライブにマウントできる

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