Microsoft社が出展したSideShow端末。ノート・パソコンから完全に切り離して利用できる。電子メールの内容を確認する用途だけでなく,携帯型メディア・プレーヤとして活用することを想定する。
Microsoft社が出展したSideShow端末。ノート・パソコンから完全に切り離して利用できる。電子メールの内容を確認する用途だけでなく,携帯型メディア・プレーヤとして活用することを想定する。
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SideShow端末が内蔵するメイン・ボード。Winbond Electronics社が開発したもの。4Mバイトのフラッシュ・メモリ(左)と,マイクロコントローラ「WPCE521L」(右)を搭載する。
SideShow端末が内蔵するメイン・ボード。Winbond Electronics社が開発したもの。4Mバイトのフラッシュ・メモリ(左)と,マイクロコントローラ「WPCE521L」(右)を搭載する。
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Microsoft社は,メディア・プレーヤ型とは別に,キーボードに小型の液晶パネルを搭載したSideShow端末も披露した。白黒のテキスト表示に対応する。
Microsoft社は,メディア・プレーヤ型とは別に,キーボードに小型の液晶パネルを搭載したSideShow端末も披露した。白黒のテキスト表示に対応する。
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 米Microsoft Corp.は,次期OS「Windows Vista」に搭載するノート・パソコン向け新機能「SideShow」に対応した新たな試作機を,Windows関連のハードウエア開発者向け会議「WinHEC 2006」の併設展示会に出展した。台湾Winbond Electronics Corp.が今回発表したマイクロコントローラ「WPCE521L」を,ノート・パソコンと接続して使うSideShow端末で利用する。SideShowに向けたマイクロコントローラの開発例はこれまで,米PortalPlayer Inc.が2006年1月に開催された,「2006 International CES」で発表している程度だった(発表資料)。

 SideShowは,ノート・パソコンの裏面に設けた小型の液晶パネルや,本体から取り外して使える小型端末の液晶ディスプレイに,電子メールや写真データ,スケジュールなどを表示する技術である。ノート・パソコン本体の電源がオフの状態でも,Windows Vistaで動作するアプリケーション・ソフトウエアの情報を閲覧できるようになる。今回のSideShow対応端末のメイン・ボードはWinbond Electronics社が設計したものを活用した。メイン・ボードに4Mバイトのフラッシュ・メモリを搭載し,ここにノート・パソコンの関連情報をコピーして格納する。

 WPCE521Lは32ビットのCPUコア「ARM7」を搭載しており,ここでMicrosoft社の「.NET Framework」が動作する。このほかQVGAの液晶パネル対応インタフェース回路や,USB1.1インタフェース回路,SMBus規格のマスタ機能に対応する制御回路などを集積する。

(堀切 近史=日経エレクトロニクス)