電子デバイス/電子設計
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ニュース解説
第2次有機EL投資ブームに沸く製造装置業界、Vテクが新製品や新サービス
iPhoneへの有機EL(OLED)ディスプレー初採用に向けて、有機ELの工場投資が相次いだのが2016~2017年。それから3年がたち、今再び有機EL投資ブームにディスプレー製造装置業界が沸き立っている。現在開催中のディスプレー関連の展示会「第29回 液晶・有機EL・センサ技術展(ファインテック…
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高速計算機の最前線
高熱の超高速マシン、冷却は液浸から相変化へ NECは10倍目指す
第4部
気化熱を利用して効率的に熱を拡散させる相変化方式の放熱技術の開発が活発だ。既存の空冷や液冷の方式に比べて放熱性能がケタ違いに高い。演算性能を高めるために消費電力を増大させることをいとわない用途が増えていることで、今後、相変化方式の実用化が相次ぎそうだ。
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パワーデバイスを安心・安全に使う勘所
電気自動車時代のSiCパワエレ開発、電気と熱の同時解析で回路の信頼性向上
高品質かつ高効率なエネルギーの供給を可能にするパワーエレクトロニクス(パワエレ)技術の発展は目覚ましく、近年では電気自動車(EV)や通信・制御機能を付加した電力網(スマートグリッドなどと呼ばれる)などの開発が期待と注目を集めている。
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ニュース
+150℃で使える車載Ethernet向けコモン・モード・チョーク・コイル、村田製作所が発売
村田製作所は、使用温度範囲が−55〜+150℃の車載Ethernet向けコモン・モード・チョーク・コイル「DLW32MH201YK2」を発売した。温度変化に伴うストレスを吸収する金属端子を採用したり、同社独自の材料と設計の組み合わせを最適化したりすることで、同社従来品の使用温度範囲である−40〜+…
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ニュース
55V入力で最大12A出力が可能な降圧型DC-DCコンバーターIC、ビシェイが発売
米Vishay Intertechnology(ビシェイ)は、実装面積が5mm×5mmと小さいPowerPAKパッケージに封止した降圧型DC-DCコンバーターICを2シリーズ発売した。1つは、入力電圧範囲が+4.5〜55Vで、最大出力電流が3〜12Aの「SiC47xシリーズ」。もう1つは、入力電圧…
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ホールセンサーが不要な3相ブラシレスDCモーター用プリドライバーIC、東芝が発売
東芝デバイス&ストレージは、ホール効果センサー素子を必要としないセンサーレス制御方式を採用した3相ブラシレス直流(DC)モーター用プリドライバーIC「TC78B009FTG」を発売した。モーターの誘起電圧から回転位置を推定することでモーターの回転を制御する。ホール効果センサー素子が不要なため、プリ…
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自動光学検査装置などに向けたリニア・イメージ・センサー用AFE、旭化成エレが発売
旭化成エレクトロニクスは、自動光学検査装置(AOI:Automated Optical Inspection)などに向けたリニア・イメージ・センサー用アナログフロントエンド(AFE)IC「AK8464」を発売した。CCD(Charge Coupled Devices)方式のイメージセンサーと、CI…
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「目新しくはないが、競合とはここが違う」、ルネサスがBLE 5通信搭載のマイコン
ルネサス エレクトロニクスは、Bluetooth 5.0対応の無線通信回路を備える32ビットマイコン「RX23W」を発売した。家電製品やヘルスケア機器、スポーツ&フィットネス機器といったIoTエンドポイント機器に向ける。
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Microwave OfficeのAWR、米NIから米ケイデンスへ引っ越し
米ケイデンス(Cadence Design Systems)と米NI(National Instruments)は、NIの100%子会社である米AWRをCadenceが買収することで合意した。Cadenceは電子設計用ソフトウエアを各種そろえるEDAベンダー大手。NIはモジュール式計測制御システム…
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ニュース解説
amsが日本に向けて産業機器用イメージセンサーや内視鏡用小型カメラを猛プッシュ
オーストリアamsは、2019年における日本市場での概況と注力製品について報道向けに発表した。同社の主力事業は光学センサー部門だが、日本では産業機器や車載機器などの需要が高く、amsジャパンの主力はイメージセンサー部門となっているという。2019年は中国不況によって日本の産業機器業界が低迷しており…
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ニュース解説
米インテルではなくSTが製造、モービルアイのロボタクシー向けIC
モービルアイ・ジャパンは、2019年12月3日にインテルの東京本社において国内報道機関に向けた「Mobileye事業説明会」を開いた。モービルアイ・ジャパンは、米インテル(Intel)の100%子会社であるイスラエル・モービルアイ(Mobileye)の日本法人。Mobileyeは、ADASや自動運…
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ニュース解説
欧州勢が仕掛けるADASのコスト破壊、急拡大する普及促進団体「ASA」の正体
BMWが燃やす対抗心
車載向けの新しい高速インターフェースの普及促進団体「Automotive SerDes Alliance(ASA)」が急成長している。2019年5月にキックオフミーティングを開催。そこから約半年ほどが経過した11月末時点で、既に30以上の企業や団体が参加するまでに至っている。例えば自動車メーカーでは…
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ニュース解説
まもなく登場のDDR5メモリー、これで搭載ボードの伝送シミュレーションがばっちり
米キーサイトがEDA製品「PathWave Advanced Design System(ADS)」に新機能
米キーサイト(Keysight Technologies)は、同社のEDA製品の最新版「PathWave ADS(Advanced Design System) 2020 update1」のリリース(提供)を開始した。最新版の目玉の1つ、DDR5型SDRAM搭載ボードの伝送シミュレーションについて、…
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測定誤差が±0.2℃と小さいデジタル出力の温度センサーIC、amsが発売
オーストリアamsは、測定誤差が±0.2℃(−10〜+65℃における最大値)と小さいデジタル出力の温度センサーIC「AS6212」を発売した。測定可能な温度範囲は−40〜+125℃である。−40〜−10℃と+65〜85℃の温度範囲における測定誤差は±0.3℃(最大値)、+85〜125℃の測定誤差は…
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ホストもクライアントもOK、USB BC 1.2準拠の充電タイプ検出ICをダイオーズが発売
米Diodes(ダイオーズ)は、ホスト側とクライアント側の両方に使える「USB BC(Battery Charging) 1.2」準拠の充電タイプ検出IC「PI3USB9201」を発売した。同社によると、「従来品は、ホスト側専用、もしくはクライアント側専用だった。ホスト側とクライアント側の両方に使…
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2.4GHz無線MCUに廉価版のバリューライン製品、伊仏STマイクロが投入
伊仏合弁STマイクロ(STMicroelectronics)は、2.4GHz無線通信回路混載MCU「STM32WBシリーズ」に、バリューライン製品の「STM32WB50」を追加した。新製品は、Bluetooth 5.0やZigBee 3.0、Open Threadといった2.4GHz無線通信の主な…
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米グーグルらが推すAV1動画を再生、5Gスマホ向けSoCを台湾メディアテックが発表
台湾メディアテック(MediaTek)は、5Gスマートフォン向けSoCファミリー「Dimensity」とその第1弾製品「Dimensity 1000」を発表した。Dimensity 1000搭載の最終製品は2020年第1四半期中に市場投入される見込みという。
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五感センサが機器をヒトに近づける
人を超える「視界」に挑戦、視覚が聴覚や触覚に変身
触覚、嗅覚、味覚は五感センサの中でこれまで開発が遅れていたが、最近になって新しいセンサ素子の開発例が急速に増えている。開発指針は生体の感覚器官に、いかに近づくか。センサ素子だけでなく、配線や情報処理も生体が手本になっている。人間の感覚を再現できれば、それだけ「人間らしい」機器の開発に近づく。一部で…
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テクノ大喜利
マテリアルズインフォマティックスは、素材ビジネスの“百年に一度の大変革”である
[ITを駆使した新素材創出、その勝ちパターンとは]テクノ大喜利まとめ
今回のテクノ大喜利では、マテリアルズインフォマティックス(MI)の活用が成果を大きく左右する時代に突入しつつある素材産業で、ビジネスの競争力を維持・強化していくための方策について議論した。
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ニュース
実装面積が5.0mm×2.5mmで定格電力が4Wのシャント抵抗器、ロームが発売
ロームは、実装面積が5.0mm×2.5mmと小さく、定格電力が4Wと大きいシャント抵抗器「GMR50」を発売した。シャント抵抗器は、車載用や産業用などの幅広い電子機器において、電流検出用途で使われている。同社によると、「車載機器では、モーターやECU(電子制御ユニット)の搭載個数が増えているため、…