自動運転/ADAS
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クルマのうんテク
日産・ルノーの行方は? 手放し運転が実用化?
2019年の自動車業界を占う
年初コラムは、二つのテーマを取り上げたい。一つめは、日産自動車のカルロス・ゴーン会長が有価証券報告書の虚偽記載で逮捕された事件の今後。もう1つは、自動運転に関してだ。
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3種のセンサーで高度化する自動運転
クルマと人と自転車をLIDARで識別する
自動運転の要となる、LIDARを用いた周辺環境認識(前編)
自動運転の鍵を握るのが周辺環境認識である。前回までに、その実現技術である車載センサーについて、代表的な方式を紹介するとともに、利害得失や活用のためのポイントを解説した。今回は、最近特に注目度が増しているLIDAR を用いた周辺環境認識について、筆者が実践している取り組みを紹介する。
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ニュース解説
3大車載センサーの良いとこ取り、三菱が高精度認識技術を開発
三菱電機は、カメラ、LiDAR(Light Detection and Ranging)、ミリ波レーダーの3種類の車載センサーによる情報から、信頼性の高い情報を取捨選択して、周辺環境の認識精度を高める技術を開発した。濃霧や豪雨などの環境においても、正確に認識し自動ブレーキを作動できることを実験で確…
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3種のセンサーで高度化する自動運転
LIDAR、レーダー、カメラの得意・不得意
自動運転に必要な5つの技術と、車載センサーの特徴を理解する(後編)
急速に進歩するクルマの自動運転技術の中で、LIDARがセンサー技術のトレンドの1つになりつつある。LIDARによって実現できることや、自動運転はどのように進化するのかを考えつつ、LIDARを含めたさまざまな車載センサーの利害得失や活用のためのポイントについて、最近の話題や応用例を含めて俯瞰する。
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識者が指南、スキルアップの勘所
加速するAI活用、成功する企業と失敗する企業
岐阜大学 工学部 電気電子・情報工学科 教授、知能科学研究センター センター長 速水 悟氏に聞く
人工知能(AI)の応用開発が本格化している。大手企業を中心にAIの導入・試行段階を終えて、目に見える成果を出す企業も現れ始めた。一方で、AIには「万能」のイメージが流布していることや、難解な技術という印象があり、AIで置き換えられる業務を見極めることが難しい。どうすればAIを業務でうまく活用できる…
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ニュース
スバル、新型「レガシィ」をシカゴモーターショーで発表
SUBARU(スバル)は2019年2月8日、米国で開幕した「シカゴオートショー」(一般公開日:2019年2月9~18日)で、全面改良した新型「レガシィ」セダンを発表した。1989年に発売したレガシィはデビュー30周年を迎え、今回の全面改良で7代目となる。米国仕様は、米国生産拠点Subaru of …
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インタビュー
「MaaSに向けたタイヤ開発が重要に」、ミシュラン日本法人副社長
取締役副社長の東中一之氏に聞く
個人が所有するのではなく移動サービスとしてクルマを使う「MaaS(マース)」。自動車業界の勢力図を変えかねないこの動きを見据えて、古くからのタイヤメーカーも動く。MaaSで変わるタイヤへの要求性能とは――。フランス・ミシュラン(Michelin)日本法人の技術トップである東中一之氏に聞いた。
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3種のセンサーで高度化する自動運転
自動運転のキホンは移動ロボット
自動運転に必要な5つの技術と、車載センサーの特徴を理解する(前編)
急速に進歩するクルマの自動運転技術の中で、LIDARがセンサー技術のトレンドの1つになりつつある。LIDARによって実現できることや、自動運転はどのように進化するのかを考えつつ、LIDARを含めたさまざまな車載センサーの利害得失や活用のためのポイントについて、最近の話題や応用例を含めて俯瞰する。
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ニュース解説
トヨタ友山副社長とソフトバンク孫社長、対グーグルの勝算
トヨタ自動車で移動サービス事業を統括する副社長の友山茂樹氏は、米グーグル(Google)系企業が自動運転車の配車事業をいち早く商用化したことに対して、「100台規模と1万台規模で走らせることは、全く道筋が異なる」とけん制した。小さく始めて一気に規模を拡大するIT業界の勝利の方程式は、自動車という“…
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ニュース解説
ダイハツ、後付け誤発進防止システムの適用車種を拡大
ダイハツ工業は2019年2月8日、アクセルペダルの踏み間違いによる急発進を防ぐシステムの搭載可能車種を、軽自動車の「ムーヴ」と「ミラ」の旧型車にも広げたと発表した。既に販売した車両に超音波センサーなどを後付けで装着し、エンジンの出力を抑えて前進時と後退時の急発進を抑制するものである。
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ジュネーブモーターショー2019
VWが新型「Passat」、部分的な自動運転機能「Travel Assist」を搭載
ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2019年2月6日、「Passat」を一部改良し、部分的な自動運転機能「Travel Assist」を搭載すると発表した。新しいPassatは3月に開催される「ジュネーブモーターショー」(一般公開日:2019年3月7~17日)で発表される。ドイツ…
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ニュース解説
コネクテッド黒字化への道、トヨタ3つの収益源
友山副社長が気にする「投資効果額」とは
コネクテッドカーはコストがかかるだけで、収益につながらない――。自動車メーカーは半信半疑の状態を脱し、コネクテッドカーにまつわる事業を新たな収益源にできるか。トヨタ自動車は3つの収益源を軸にコネクテッド事業でもうける戦略を描く。
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MaaSで変わるクルマの電子プラットフォーム
トヨタ追従のデンソー、正反対を歩むメガ2強は「下克上」(下)
自動車のハードとソフトの分割発注時代を見据えて、完成車メーカーとソフト開発の主導権を争うメガサプライヤー。ドイツ・コンチネンタルと同ボッシュの2強は、完成車メーカーの土俵に割り込む「下克上」に挑み始めた。それぞれMaaS用無人運転車を開発すると発表した。
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MaaSで変わるクルマの電子プラットフォーム
出遅れたボッシュ、コンチネンタルを猛追 完成車vs部品の新競争(中)
ドイツ・フォルクスワーゲンがもくろむハードウエアとソフトウエアを分割する新しい車載電子プラットフォーム(基盤)「E3」。開発に成功すると、それぞれ異なる企業に発注する新しい部品供給網を構築できる。ソフトの投入頻度を早めて、モビリティーサービスの競争力を高められる。
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ニュース解説
あなたは自動運転車の前を横切れますか?
――自己表現するクルマ、ジャガーやダイムラーが先行研究
次世代モビリティーには自動運転が不可欠となる。将来、自動運転車が普及したとき、歩行者やサイクリストは恐怖感を抱かずに横断歩道を渡れるのだろうか。一体どうしたら、人間は自動運転車と信頼感を持ちながら共存できるようになるのだろうか。そうした研究に積極的に取り組む企業がいくつか出てきた。
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ニュース解説
「自動運転ソフトの人材がまったく足りない」、デンソーのグローバル戦略部長
デンソーは2019年2月1日、2018年度第3四半期(2018年4~12月)の連結決算を発表した(決算発表資料)。この中で、今後の経営課題としてソフトウエア人材の不足を挙げた。
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MaaSで変わるクルマの電子プラットフォーム
VWがソフトとハードの分割発注へ 激変する部品供給網(上)
次期EVから電子基盤刷新、ルネサスの自動運転半導体を採用
自動車最大手のフォルクスワーゲンが、ハードウエアとソフトウエアを分割して開発できる車載電子プラットフォーム(基盤)の刷新に力を注ぎ始めた。ソフトとデータが車の付加価値を左右する移動サービス「MaaS(マース)」の普及に備える。時間がかかるハードの開発に合わせることなく、ソフトを頻繁に更新できる仕組…
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ニュース解説
「センサーはどこ?」 帝国インキ、照射部の存在感減らす塗料
帝国インキ製造は、LIDAR(レーザーレーダー)やミリ波レーダーといった車載センサーの照射部を隠して存在感を減らす塗料を開発し、試作品を「3次元表面加飾技術展2019」(2019年1月30日~2月1日、東京ビッグサイト)で披露した(図1、2)。2020年の実用化を目指す。自動運転技術の向上による車…
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商用車クライシス
トラック隊列走行の技術水準が向上、後続車の“無人化”が視野に
2022年の事業化を目指す
高速道路を連なって走る大型トラック――。物流業界が抱える人手不足の課題を解決する技術は着実に進歩している。豊田通商が受託した国家プロジェクトは終盤を迎え、隊列走行の実証実験は後続車無人を想定する段階に移った(図1)。最大3台の車両が列を成して、車間距離約10mを維持しながら最高速度70km/hで走…
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ニュース解説
三菱自の益子CEO、「3社アライアンスは基本原則に立ち返るべき」
三菱自動車の会長兼CEO(最高経営責任者)である益子修氏は2019年2月1日、2018年度第3四半期(2018年4~12月)の決算発表において、3社アライアンスの考え方について説明した。