まわるまわるよ、「リアル開発会議」。

 「リアル開発会議」は、新事業・新商品を創出するための体系的な仕組みである。下図のように、新事業・新商品の創出と異業種連携の推進を目指す、循環型の開発システムとして設計されている。

 その循環はまず、「ビズラボ」から始まる。企業(組織)で開発を担う人材が参加するビズラボで、新事業・新商品を創出する。リアル開発会議の特徴は、こちらから開発テーマを提案する「この指とまれ」方式のプロジェクトであることだが、その新しいビジネスモデルと開発テーマは、このビズラボで創出される。

 ビズラボは、まさに提言型オープンイノベーションである。最初に、参加者(企業)にヒアリングした後、開発の鉄人こと多喜義彦氏が提言した新事業・新商品のアイデアを基にして参加者が自らのアイデアを付加しながらブラッシュアップし、新しいビジネスプランを創り上げていく。

 次のステップが、メディアミックスである。多くの読者(開発を志す者)に見てもらうため、冊子『リアル開発会議』のほか、Web サイトなどを活用し、ビズラボで大きく育ったビジネスモデルと開発テーマを解説して、掲載する。

 そして「この指とまれ」的に、掲載された、いくつかのテーマの中から自社のニーズ/シーズと照らし合わせて、興味を持った企業が結集し、共創し、本物の新事業・新商品として具体化していくステップ。ここでは、異分野・異業種の企業同士が事業フィールドを持ち寄る「フィールドアライアンス」が実践される。

 新事業・新商品開発が進行すると、知的財産やノウハウ、コンテンツも創出される。リアル開発会議では、参加者がそれらを整理して企画書として残す。これが、次の新事業・新商品開発に役立つ次の糧となる。もちろん、企画書が陳腐化しないように、時代と共に移り変わるニーズ/シーズ、関連データのメンテナンスも怠らない。

 これがまた、新たなアイデアの肥やしとなり、次の世代の企画へと続いていくのだ。

ついに迎えた第10号 2テーマを募集

 冊子としてのリアル開発会議は、本号で祈念すべき、通算10号となった。2018年10月に開講するビズラボ8期の募集のほか、今回新たに経営者層にターゲットを絞った同年9月開講の「ビズラボEX」の募集も行う。意思決定が可能な経営層が直接議論することで、その場で新しいビジネスモデルが生まれ、修了後すぐにそれが実行されることを狙う。富士通主催のビズラボも同年8月に第7期が始まる。広島県府中市でも同年10月から「リアル開発会議@びんご府中」が実施される。

 新たな開発テーマとしては、2つを用意した。「宇宙専門学校」(開発№029)「新領域スポーツ」(開発№030)である。

 宇宙専門学校は、宇宙技術を開発してきた企業や政府組織などと、これまで宇宙に関係のなかった企業や個人が交わることで、宇宙に向けた技術開発や、宇宙技術を使った他の商品・サービス開発が生まれることを狙ったプロジェクトである。宇宙専門学校の教室には、日本全国で用途に悩む、廃校を利用することを想定している。

 新領域スポーツは、健常者と障害者が、真剣勝負できるようなスポーツを開発するというもの。究極的にはオリンピックとパラリンピックの壁がなくなる世界を目指す。

 また、前回募集した「食の遊園地」(開発№026)「リモートケア」(開発№027)も継続してパートナーを募集する。食の遊園地は、安全で健康でありながら、豊かで多彩、そしてサステナブルな食文化をつくるプロジェクト。現在、その第1弾として在宅療養者向けに楽しく豊かな食を提供するべく計画を始動した。

 リモートケアは、同じく在宅患者向けに遠隔からさまざまなサービスを提供するプロジェクトだ。こちらは、事業化に向けて出資を募るフェーズにある。

まわるまわるよ「リアル化初会議」

ビジネスプロデューサー養成講座「ビズラボ(第8期)」
[2018年8月28日に説明会、同年10月に開講]

本気の社長が集まり新事業を創出「ビズラボEX(第1期)」
[2018年9月に開講]

【開発No.021】 100kg 可搬ドローン
[山から木を下ろすプロジェクトを継続中]

【開発No.026】 食の遊園地
[在宅がん患者向けサービスとしてまずは着手]

【開発No.027】 リモートケア
[ビッグビジネス開発に向けいよいよ始動]

ほか

【開発No.029】 宇宙専門学校
[2018年9月10日に説明会]

【開発No.030】 新領域スポーツ
[2018年9月25日に説明会]

ついに蔵出し、ビジネスの種「企画書バンク」
[今秋の販売に向け準備着々]

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