開発No.036 egOs

 EV(電気自動車)の時代になるというが、その他の乗り物の開発はどうだろう。2輪も、3輪も、電気で走ればいいじゃないか。楽しく乗れる電気の乗り物を創ろう。それが「egOs」(エゴス)プロジェクトだ。

 もちろん、乗り物の電動化は世界的に、既に進んでいる。例えば、電動バイク(EB)。欧州や中国ではエンジンをモーターに置き換えて燃料は電池というEBが当たり前のように走っている。排気ガスも出ないし静かだし、加速はいいし、まさにEVの特性と同じでいいことだらけだ。

 一方で、我が国においては開発している会社はあるにはあるが、なぜか中途半端。我が国独自の規制や法律があって、肝心の大手メーカーにその気がないらしい。

 ならば、これからの時代にふさわしい電動乗り物を、規制も法律も乗り越えて創ってしまえばいいではないか。それも、明るく楽しく乗れる、新時代の乗り物だ。

高齢者の免許返納問題にも対応

 このプロジェクトには、高齢化社会に対応する目的もある。超高齢者が自動車を運転するのは危ないだろうと、国は75歳をめどに運転免許の返納を呼び掛けている。最近の運転事故報道もあり、自分の判断で自主返納する人も増えているのだそうだ。ところが、返納したのはいいが、移動手段に悩み、返納を悔やむ高齢者も少なくない。

 いやいや、そういう人は電動カートに乗ればいいという意見もあるが、いきなり老人になったようでカッコ悪いと敬遠する人は多い。しかも、電動カートの事故は案外多いらしい。

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 ここに、新しいマーケットが在るのではなかろうか。明るく楽しく安全に、しかもカッコ良く乗ることができる電動の乗り物があれば、悩みは一挙に解決する。

好みの音や加速を楽しむ

 リアル開発会議のプロジェクトでやるからには、新しい趣向も考えよう。例えば、電気モーターなのにあたかもエンジンで走っているように、音や振動を発生させる機能をオプションで搭載し、そのコンテンツ(音色や体感具合)を調節したり、選べるようにしたりするのはどうだろうか。米国の大型バイクのドッドッドッという重低音を人工的につくることはできるのだから、その機能をあれこれ選ぶのも一興だ。

 さらに、エンジンの回転数によるトルク特性とは違い、モーターのトルクは回転数とは無関係に一定だから、とんでもない加速が体験できる。このトルク変動を調整すれば、加速度勾配も自在になり、まさに今までにはなかった乗り心地が体験できるようになる。

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 つまり、オプションがパーツではなく音や加速というコンテンツになる。もうお分かりだろうが、新しい電動乗り物に係る知的財産権はコンテンツなので、その知財は著作権として保護されることになる。外観というデザインも大事だが、搭載するコンテンツこそが重要な競争力になるということなのだ。

 さあ、新しい時代に向けた電動乗り物を創ろう。本プロジェクトには、デザイナーの根津孝太氏をはじめ、スーパー電動バイク「zecOO」の開発チームが参加する。4輪も3輪も、そして2輪も電気で動き、制御する時代にふさわしい、コンテンツ満載の乗り物を創ろうではないか。

egOs:「何歳になっても、“のりもの”に乗る自由と楽しさを忘れないでいられるように」、をコンセプトとしたプロジェクト。egOs には、自己を表す「ego」と、文化的・社会的な意味合いを持つ「eco」を入れた。乗りたいという意思(ego)と、それを実現できる社会の生態系(eco)を両立することを狙う。

egOs

体力やスキル関係なく、明るく楽しく移動するための電動乗り物を開発2019年9月30日(月) 東京で開催

リアル開発会議では【開発No.036】「egOsに関する説明会を開催します。個人の体力やスキルに関係なく、すべての人が移動を楽しむ、そんな製品と文化を創造することを目指します。こうした世界を実現したい企業や組織、フィールドを提供したい自治体を募集します。業種・業態は問いません。

日 時:
2019年9月30日(月) 13:30 ~15:30
会 場:
システム・インテグレーション 会議室
参加費:
5,000円(税別)
定 員:
24名(応募多数の場合は、別途日程を追加します)

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