開発No.032 古民家ルネサンス 古民家を癒やしの場として再生 疲れたビジネスパーソンに[故郷の家]を

 古民家とは、明確な定義は存在していないものの、一般には、築年数がかなりたった、日本の伝統的な建築工法で建てられた民家を指す(登録有形文化財の選考基準では、建設後50年を経過したものとなっている)。

 その多くは、武家や庄屋、大店の商家の屋敷など、現代では考えられないような大きさの邸宅である。往時の繁栄ぶりを物語るようにしっかりと造られていて、そこにコストを気にしていた面影はない。

 そのような古民家が全国各地に今も残っているのはご承知の通りである。ただ、残念ながら所在地の人口は減少し、地域そのものが縮んでしまっているのが現状だ。そこで、古民家を復活させようと声を上げ、何とか手を入れてきれいにし、観光客に見せたり、民芸館や博物館のような施設にしたりしているという。

 このように観光の目玉にするのはいいが、周辺も観光地になっていなければ集客は難しいだろう。それに、博物館のような施設とするにも、展示品に魅力がなければ人は来ない。往時は隆盛だったのだろうが、今は違う。それが現実なのである。

しかし、日本全国にいまだ現存している古民家を、このまま朽ち果てさせてよいのだろうか――。そこで、リアル開発会議が立ち上がった。

古民家を救い
ビジネスパーソンも救う

 「古民家ルネサンス」と銘打ったこのテーマは、古民家を、かつて14世紀に欧州で始まった文芸復興と同じように社会再生運動の一環としてよみがえらせようという一大プロジェクトである。

 断っておくが、政治的な意図はみじんもない。リアル開発会議の目指すルネサンスは、あくまでビジネスとしてのルネサンスであり、我々と同じビジネスパーソンのためのルネサンスなのである。

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 近年、ビジネスパーソンの働き方改革なるものが叫ばれているが、そもそも問題となったのは働き過ぎ(過重労働)であり、重圧(パワハラ)であった。会社はできる者に集中して仕事を押し付けるし、できる者は仕事を断れないことが多く鬱積してしまう。このような悪循環に陥ったビジネスパーソンは、心身共に疲弊して自分を見失い、自らの居場所に不安を募らせているのではなかろうか。

 そこで、そんなビジネスパーソンに、ある期間、里帰り的に住み込んでもらって、疲れた体と心を癒やせるような造作の家を提供したいと考えた。実現に際しては、古民家をそのまま使えればいいのだが、多くは修繕が必要だろう。その上で“故郷の家”として再生させるのである。

 本プロジェクトに参加してほしいのは、疲れた部下に、体はもちろん心も健康でいてほしいと願う、あらゆる分野・業種で管理職に就いている人だ。自社の施設や環境では限界があるのではないかと感じている人は多いだろう。

 古民家に集い、異分野・異業種の垣根を越えて裸の付き合いをしながら、互いの悩みをフランクに打ち明け、打ち解けて、学び合う――。そんな環境が欲しかった全管理職の参加を待っている。

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