日本企業の製造業を取り巻く世界の競争は年々厳しさを増しています。この大競争を勝ち抜くには、開発設計段階での競争力、すなわち「設計力」の強化が必要です。すなわち、「世界No.1」の製品をつくる「設計力」を身に付けなければなりません。世界No.1とは、「ダントツの性能」と「ダントツのコスト」を実現するということです。逆に、世界No.1の製品をつくる「設計力」を身に付ければ勝ち残ることができます。

「設計力」の強化には大きく2つの面があります。1つは「品質」。市場で品質不具合を出さない取り組みを行うことです。もう1つは、競合メーカーに対して「優位性」を確保するということ。この2つの取り組みが相まって真の優位性を確保でき、製造業として初めて成長することが可能となります。

前者の品質の向上に関しては、これまでの講座(「車載システムで品質トラブルをなくす設計力向上の勘所」)で取り上げてきました。

本講座では、新たに「世界No.1」の製品をつくることをテーマに掲げます。すなわち、世界の競合に対して優位性を発揮するために必要な、「ダントツの性能」と「ダントツのコスト」を実現するための「開発設計段階での取り組み」を「設計力」を踏まえて解説します。ポイントは、競合に勝つための基本コンセプトをいかにして決めるか、そして、いかにしてその目標値を実現するか、です。しかも、この目標値は100万個造っても不具合を1つも出さないという高水準の取り組みができて、初めて実現したと言える厳しいものです。それを乗り越えるための方法を学べます。具体的な実施例も紹介し、実践力を高めます。

講師は、日経テクノロジーオンラインでコラム「設計力の魂─デンソーで鍛えられた実践的設計論」を執筆する、ワールドテック代表取締役の寺倉修氏が務めます。

受講効果

  • 世界No.1製品は手の届くところにあることを理解できます。
  • ダントツ性能、ダントツコストの設定プロセスと実現方法を理解できます
  • かつ、上記活動は、「設計力」を踏まえた活動であることが理解できます。

講師紹介

寺倉 修 氏 (てらくら おさむ)

ワールドテック
代表取締役

寺倉 修 氏

実務経験に基づく真の「設計力」を定義し、実践的設計論を説く設計分野の第一人者。日経テクノロジーオンラインにて人気コラム「設計力の魂─デンソーで鍛えられた実践的設計論─」を執筆中。
1978年、日本電装(現 デンソー)入社。車載用センサーおよびアクチュエーターの開発、設計業務に従事。日本初のオートワイパー用レインセンサー開発、レクサス搭載を実現したほか、20種類以上の車載用センサー、アクチュエーターを開発、設計。 2005年、ワールドテック設立。製造業への開発・設計・生産などの技術を支援。 2010年、東京大学大学院経済学研究科 ものづくり経営研究センター(MMRC)コンソーシアムで「モノづくりを支えるもう一つの力『設計力』」と題して講演。企業活力研究会「平成22年度 ものづくり競争力研究会」委員。 2014年、東京大学大学院経済学研究科 MMRCコンソーシアムで「『設計力』を支えるデザイレビュー」と題して講演。

概要

日時: 2017年1月27日(金)10:00~17:00(開場9:30予定)
会場: Learning Square新橋 4F(東京・新橋)
主催: 日経ものづくり

受講料(税込み)

  • 一般価格:49,800円
  • 読者価格:43,200円
  • 日経ものづくり+
    日経テクノロジーオンラインセット購読付価格:66,000円
  • ※お得な複数名同時申し込みもできます。詳細は青いお申し込みボタンをクリック
■読者価格
「日経テクノロジーオンライン有料会員(年払いのみ、日経エレクトロニクス、日経ものづくり、日経Automotiveとのセット購読含む)の方は、「読者価格」でお申し込みいただけます。
  • ※受講料には、昼食は含まれておりません。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

プログラム詳細

10:00 - 17:00

1.世界No.1製品設計へのあるべき意識・考え方

世界No.1製品の達成は設計者の思い次第であることを解説
――世界No.1製品は身近な取り組み、開発設計者の思いが世界一を実現する

2.世界No.1製品を定義する項目とその項目が満たすべき要件

世界No.1製品とはどのような製品かを解説
――設計目標値の設定段階で世界No.1の可能性は決定する

3.ダントツ設計目標値を見極める

ダントツ性能、ダントツコストの設定手順を解説―競合に勝か否かが決まる
(1)職場の課題を踏まえた新製品の取り組み方針
(2)商品開発ロードマップ
――最上位システムからコンポーネントまで包絡し、マップ間の整合性が取れている
(3)設計目標値設定の考え方
――競合に勝つための基本コンセプトを決める
(4)ダントツ性能設定
――真のニーズを発掘する
(5)ダントツコスト設定
――数年後でも競合に優位に立てるコストを見極める

4.ダントツ設計目標値を達成する取り組み

技術的な課題克服への取り組みと120%品質確保の取り組みを解説
(1)ダントツ性能・ダントツコストの達成のための技術課題を克服する
――要素技術開発、製品基本機能開発、製品個別機能開発
――スピードが重要、体制構築など工夫された取り組みが大切
(2)ダントツ性能・ダントツコスト達成の量産設計
――「7つの設計力」による品質120%達成の活動
  設計目標値/設計の手順/技術知見ノウハウ・設計ツール・人組織/判断基準/議論・審議/設計風土・土壌
(3)設計者・設計職場が学び備えるべきものの詳細
――儲ける設計者は技術屋であるとともにハイパーエンジニア

5.具体的な実施例

ダントツ設計目標値設定と達成のための具体的な取り組み事例を紹介
(1)開発企画
(2)ロードマップ――システムからコンポーネントをカスケード
(3)開発大日程
(4)ダントツ目標値設定――世界の競合実力把握、お客様要求仕様、従来品仕様
(5)技術課題目途付け――オリジナル知見/技術、既知を踏まえて未知の領域を埋める
(6)設計目標値設定――車両寿命を踏まえた必要十分な条件
(7)構想設計
(8)開発課題と対応策――基本対応方針の明確化
(9)詳細設計――全ての課題×要因に対し理論とバックデータを明らかにする
(10)安全設計――システム、コンポーネントのTop事象へ対応
(11)信頼得評価――評価項目と評価条件の設定が出来ればDelight

6.世界No.1製品を達成する設計者のありよう

まもるべきWAYと変革のWAYの両立

  • ※途中、昼休憩と午後の小休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
■受講料のお支払いと受講証について
≪1名でお申し込みの場合≫
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書を郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
クレジットカード支払いの方は、受講証はMyPageから印刷してご持参ください。

≪複数名同時申込の場合≫
お支払い方法が「請求書」の場合、お申込筆頭の方に、後日、筆頭の方の受講券と全員分の合算請求書を郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
クレジットカード支払いの場合、お申込筆頭の方はMyPageから受講証を印刷してご持参ください。
※支払方法にかかわらず、申込完了後にお申込筆頭者の方宛に、「登録完了メール」をお送りしますので、
 2人目以降の方はそちらを印刷してご持参ください。
 筆頭の方は、2人目以降の方に、「登録完了メール」の転送をお願いいたします。

■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。
■最少開催人員
15名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。