本講座は都合により中止とさせていただきました。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。


 講座では、A/D変換器やD/A変換器の回路設計しようとする人、A/D変換器やD/A変換器回路を利用しようとする人に向けて、A/D変換器およびD/A変換器の基礎から、最近の技術までを紹介します。

 はじめに、A/D, D/A変換器で使われる基本用語について解説します。続いて、ナイキスト型A/D変換器の各種方式とそのカバーする変換速度や変換精度について、またナイキスト型D/A変換器の速度や精度について解説し、さらにΔΣ型を含めた各種A/D変換方式、D/A変換方式について解説します。

 次にA/D, D/A変換器の評価方法について学びます。直線性誤差を示すINL/DNL、FFTによるスペクトラム解析で得られるSNR, SNDR, SFDR,そして有効ビットなどの指標を理解します。

 さらに、A/D, D/A変換器の利用のポイントについて説明します。一つはサンプリング定理と折返し防止フィルタの設計について。また応用例として、モータ駆動用のシステムで、コイルに流れる電流をA/D変換器で検出し、コイル電流を制御するにはD/A変換器を用いるのではなく、PWM (パルス幅変調回路)で行いますが、そのようなシステムについて簡単に説明します。

 昨年の本講座では実際の回路設計を詳しく話す時間を設けませんでした。今回は代表的な方式であるパイプラインA/D変換方式と逐次比較A/D変換方式について、回路実現方法の実際について説明します。そして回路設計の善し悪しが、A/D変換器の変換特性にどう影響するのかを述べ、回路設計方法の詳細を説明します。

 最近、デジタルアシストA/D変換器が多数開発され、学会で発表されています。これは、アナログ回路設計ではカバーしきれない誤差成分を、デジタル回路を使って補う方法です。例えば、逐次比較A/D変換器では、精度を向上するための冗長判定技術や、高速化のための非同期クロック技術などがあります。また、複合型A/D変換器の新しい話題についても簡単に解説します。例えば、超高速A/D変換器を実現するためにA/D変換器を複数本並列に並べて順番に動作させることにより高速化を図るタイムインターリーブ技術などについて説明します。

 この講座は、群馬大学 大学院 理工学府(電子情報部門)の小林春夫教授の監修のもと、アナログ回路設計の再入門講座として、デバイス、モデリング、回路、レイアウトからシステム、測定までをテーマにした一連の講座群のひとつです。 本講座だけでなく関連のある講座を受講することで一層、理解が深まります。

受講効果

1. A/D変換器やD/A変換器の回路設計のポイントがわかります。

2. A/D変換器やD/A変換器を利用する際の注意点がわかります。

3. A/D変換器やD/A変換器の基本を押さえられます

4.最近の複合型A/D変換器技術を身に付けることができます

講師紹介

松浦 達治 氏 (まつうら たつじ)

群馬大学理工学部/東京理科大学 理工学部
客員教授/嘱託助教

w120

1978年 日立製作所中央研究所入所
アナログ信号処理LSI、画像信号処理LSI、A/D, D/A変換器、ミックスド
シグナル信号処理LSI等について研究
1995年 日立製作所半導体グループ
2003年 株式会社ルネサステクノロジ
2010年 ルネサスエレクトロニクス株式会社
技術開発本部・ミックスドシグナルコア開発統括部 主管技師長
2012年11月 独立行政法人科学技術振興機構
FIRST合原最先端数理モデルプロジェクト研究員
東京都市大学在勤
2014年4月~現在 東京理科大学電気電子情報工学科 嘱託助教
IEEE、電子情報通信学会、電気学会、応用科学学会会員
1996~2002年CICC (Custom Integrated Circuit Conference)国際技術プログラム委員
2006~2010年ISSCC(International Solid State Circuit Conference)
国際技術プログラム委員データコンバータサブコミッティ
2010年4月~ 群馬大学客員教授

概要

日時: 2016年11月10日(木)10:00~17:00(開場09:30予定)
会場: エッサム神田ホール1号館 301(東京・神田)
主催: 日経エレクトロニクス

受講料(税込み)

  • 一般価格:54,000円
  • 読者価格:43,200円
■一般価格
一般価格には「日経エレクトロニクス購読(最新号より13冊)」、「日経ものづくり購読(最新号より13冊)」、「日経Automotive購読(最新号より10冊)」のいずれかお選びの雑誌(いずれも月刊)が含まれます。 ご送本開始は開催後になります。
■読者価格
「日経エレクトロニクス」「日経ものづくり」「日経Automotive」定期購読者(いずれも「日経テクノロジーオンライン有料会員セット」での購読を含む)、「日経テクノロジーオンライン」有料年間購読者は、「読者価格」でお申し込みいただけます。
  • ※受講料には、昼食は含まれておりません。
  • ※一般価格に含む雑誌購読を登録させていただく方には、各誌が配信している無料メルマガ(日経エレクトロニクスニュース、日経ものづくりNEWS、日経Automotive NEWSのいずれか)を配信設定いたします。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

プログラム詳細

10:00 - 17:00

1. システムLSIでのA/D, D/A変換器の役割

2. 各種A/D, D/A変換方式と分解能・変換速度およびその応用分野

3. A/D, D/A変換器の用語の基礎

3.1 A/D, D/A変換器で使われる用語
3.2 A/D, D/A変換器の性能指標

4. ナイキスト型D/A変換器の各種方式

4.1 D/A変換器の基礎
4.2 R-2Rラダー型D/A変換器
4.3 重み付容量アレイ型D/A変換器
4.4 抵抗分圧型D/A変換器
4.5 電流加算型セルマトリックス方式D/A変換器

5. A/D変換に用いる基本回路

5.1 サンプルホールド回路
5.2 スイッチドキャパシタ回路とアンプ
5.3 コンパレーター

6. ナイキストA/D変換器の各種方式

6.1 計数(積分)型
6.2 逐次比較型
6.3 並列比較(フラッシュ)型
6.4 直並列(サブレンジ)型
6.5 2ステップ型
6.6 パイプライン型
6.7 サイクリック(アルゴリズミック)型

7. ΔΣ型A/D, D/A変換器の基礎知識

7.1 ΔΣ型A/D, D/A変換器の基礎

8. A/D, D/A変換器評価の基礎知識

7.1 A/D, D/A変換器の性能指標
7.2 直線性指標(INL/DNL)
7.3 FFTを使ったスペクトラムでの評価

9. A/D, D/A変換器の利用のポイント

9.1 サンプリング定理と折返し防止フィルタの設計
9.2 モータ駆動用電流検出A/D変換器と、コイル電流制御PWM(パルス幅制御)回路
9.3 逐次比較A/D変換器のサンプリング時間の設定

10. A/D変換回路の設計と誤差補正技術

10.1 パイプライン型A/D変換回路の設計
10.2 パイプライン型の誤差補正・高精度化技術
10.3 逐次比較A/D変換回路の設計
10.4 逐次比較A/D変換器の高速・低電力化技術
10.5 最近のタイムインターリーブA/D変換器

  • ※途中、昼休憩と午後の小休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
■受講料のお支払い
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書をご郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
「クレジットカード支払」の方には、受講券のみをお送りいたします。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。
■最少開催人員
15名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。