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住商、フランスの洋上風力に参画、総出力992MW

2018/12/30 11:20
工藤宗介=技術ライター
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フランスの洋上風力発電2案件の地図
(出所:住友商事)
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 住友商事は、フランスの洋上風力発電事業に参画した。フランスの大手電気・ガス事業者Engieおよびスペインの再生可能エネルギー事業開発運営者EDP Renewableが開発を進めている洋上風力発電所2件それぞれの株式29.5%を12月18日付で取得した。

 英仏海峡洋上沖合約15kmの「ル・トレポール洋上風力案件」と、ビスケー湾沖合約12kmの「ノワールムーティエ洋上風力案件」の2案件。総発電容量は合計992MW(各496MW×2案件)。事業期間は25年間で約164万人分に相当する電力を供給する。

 総事業費は合計約5000億円(各2500億円×2案件)、ノンリコースプロジェクトファイナンスを中心に調達する。

 両案件ともに株主構成はEngieが31%、EDP Renewableと住友商事が各29.5%、預金供託金庫(Caisse des Dépôts et Consignations)が10%。住友商事にとって、同案件は初期開発ステージから取り組む大型案件になる。Engieは戦略パートナーの1社であり、今後電力分野以外のさまざまな領域でも提携関係をさらに強化していく。EDP Renewableは、同案件を第一歩に再生可能エネルギー分野での協業を目指す。

 フランスでは今後、洋上風力発電の急速な普及が見込まれているという。住友商事は、これまでに日本、欧州、米国、南アフリカ、中国で風力発電事業に携わっている。洋上風力発電では現在、ベルギーで3案件(合計総発電量600MW、持ち分容量194.9MW)、英国で2案件(合計総発電量909MW、持ち分容量113.7MW)の大型風力発電事業に参画し、事業ノウハウを蓄積している。

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