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昭シェルとソーラーフロンティア、「卒FIT」太陽光の買取で連携

2018/12/29 14:46
工藤宗介=技術ライター
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ソーラーフロンティア製パネルを設置した住宅
(出所:ソーラーフロンティア)
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 昭和シェル石油とソーラーフロンティア(東京都港区)は、固定価格買取制度(FIT)の買取期間が満了した「卒FIT」住宅用太陽光からの余剰電力の買取を2019年11月から開始する。2018年12月26日に発表した。

 FITを活用しない再エネの電力は、CO2を排出しない環境価値があるため、これを利用した電力プランも検討する。

 新サービスでは、昭和シェル石油は「卒FIT」太陽光の余剰電力を買い取り、調達した電力を活用した「CO2低排出電力プラン」を提供する。ソーラーフロンティアは、昭和シェルに対して太陽光発電量の予測ノウハウを提供したり、太陽光パネルのオーナーに対し、電力買取契約の手続きをサポートする。

 ソーラーフロンティア製の太陽光パネルユーザーを中心に、2019年1月下旬から受付を開始する予定。対象エリアは離島、沖縄を除く全国。買取条件など、詳細は準備が整い次第、別途発表するとしている。

 「卒FIT」太陽光の余剰電力については、旧一般電気事業者の全社が買取の方針を表明している。各社とも買取条件は年明けに公表する予定。また、中部電力はイオンと連携して余剰電力に応じたポイントサービス、東北電力は蓄電設備の導入提案や余剰電力「一時預かり」サービスを提供する。中国電力、四国電力、北海道電力、東京電力エナジーパートナーも新サービスを検討中(関連記事:「卒FIT」太陽光、旧一般電力の全社が買い取りへ)。

 新電力会社では、丸紅100%子会社の丸紅新電力(東京都中央区)とパネイル(東京都千代田区)が、卒FIT太陽光からの余剰電力を買い取って卸電力取引所(JEPX)などへ販売する新会社「丸紅ソーラートレーディング」を共同で設立した。

 また、シェアリングエネルギー(東京都品川区)やスマートテック(水戸市)も卒FIT余剰電力の買取サービスを発表している。シェアリングエネルギーの買取価格は8円/kWh。スマートテックは10円/kWh(先行受付キャンペーン価格)。

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