「釧路メガソーラー」完成予想図
(出所:大林組)
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蓄電池システムのイメージ
(出所:大林組)
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 大林組は12月26日、北海道釧路町に蓄電池併設型のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。太陽光パネルの容量は17.9MW、連系出力は14.5MWとなる。容量6.75MWhのLiイオン蓄電池を併設し、定格出力10MWの蓄電池用パワーコンディショナー(PCS)で充放電を制御する。

 釧路町の町有地に建設し、発電所名は「釧路メガソーラー(釧路町太陽光発電所)」。発電事業の主体は、大林組子会社の大林クリーンエナジーとなり、EPC(設計・調達・施工)サービスは大林組が担当する。2015年3月に着工しており、2017年4月に竣工予定。

 蓄電池システムは、メガソーラーからの短期的な出力変動を平滑化するために活用する。北海道電力は、400MWを超えて新たに系統に連系する2MW以上のメガソーラーに対し、発電事業者が蓄電池システムを設置し、出力変動を緩和することを接続の条件にしている。今回のメガソーラーは、その対象となった。

 導入する蓄電池システムは、大林組のほか、三菱電機、GSユアサが共同で開発した。実際の太陽光発電所の出力変動データを用いて、最適なシステムを研究してきたという。主な成果は、(1)太陽光発電に特有の出力変動を緩和する制御アルゴリズムの構築、(2)蓄電池の劣化を極力抑制するための最適な運用容量の割り出し、(3)選定した蓄電池の劣化に伴って必要となる追加容量と追加時期の最適化――という。

 これらの成果を踏まえ、固定価格買取制度の売電期間である20年間を想定したライフサイクルコスト(設置費、維持管理費、蓄電池システムによる制御後の売電量の減少など)を抑えつつ、太陽光の出力変動を緩和できる蓄電池システムを開発した。